#1757 放送禁止用語 - 隠せば隠すほど注目される
NHK杯の解説で三村智保プロが「これはハッキョーしましたね」と言ってしまい、放送でカットされるというできごとがあったらしい。
望月七段が途中だめ詰まりをうっかりして固まった場面での 「これはハッキョーしましたね」でした。
対局中のミスで精神的に大ダメージを受けたとき等に 「ここ切られて発狂した」 「黒 気が狂ったね」などとよく言います。
事実局後の検討で望月君本人も言っていたのです(対局時間が長かったため検討シーンは放映されず)
「これは放送禁止です カットします」と言われ・・ あぁ またやっちまったなぁ という感じでした。
三村プロは「発狂」という言葉に「冷静さを失っておかしなことをする」という程度の意味しか持たせていない。だからこそ公共放送で使ってしまったのだろう。
精神障害者に対する差別用語ということだろうが言葉狩りも甚だしい。
きちがい、気が狂う。発狂という言葉は精神障害者を愚弄した言葉なのだろうか。
このような言葉を差別用語と喚く輩の方が精神障害者を蔑視しているのではなかろうか。
「特定の精神疾病を想起させる言葉」については、一般的に禁忌の感覚があるので、解禁すべきとは言いにくいが、放送禁止用語 の中には、指摘されなければ、気づかないような語句もある。
- 問題意識が弱いから、特定語句を安易に使用してしまい
- 問題意識が強いから、特定語句に過敏に反応してしまう
問題の語句を使ってしまう人は、無知、無邪気、無頓着、で悪気がない人が多いのに、「言葉狩りをすることで、かえって、その言葉に注目を集めてしまう」という皮肉な現実がある。
「隠す」ということがどういう効果をもたらすか?
隠せば隠すほど、そこに潜在する何かを強調してしまうことになる。
勉強しなければ分からないような放送禁止用語は解禁してしまった方がいいだろう。「(感動して)鳥肌が立つ」(#1571 ) のように肯定的文脈で使われることが増えれば、いつの間にか意味が変わってしまう。
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