#1758 デヴィ夫人 VS 右翼 の裏表 - 警察の怠慢
【表側】警察・マスコミ発表
デヴィ夫人、右翼とトラブル 街宣受け、植木鉢投げる - 47NEWS(よんななニュース)
デヴィ・スカルノ元インドネシア大統領夫人(69)が、東京都内の自宅に右翼活動家の街宣を受けた際、街宣車に植木鉢を投げ付けトラブルになっていたことが20日、分かった。
警視庁によると、19日午前9時半ごろ、右翼活動家の男性が、北朝鮮が5日に発射したミサイルに関するデヴィ夫人の発言に抗議するため、東京都渋谷区の自宅前で街宣活動をした。この際、デヴィ夫人が2階から植木鉢3個を投げ、街宣車が破損。もみ合いとなり、デヴィ夫人のカメラも壊れるなどした。
男性はデヴィ夫人が、北朝鮮のミサイルについて「(ミサイルではなく)人工衛星なのに、日本は騒ぎすぎだ」などと発言したとして抗議を行っていたという。
時事ドットコム:デヴィ夫人と右翼団体がトラブル=北朝鮮問題めぐり対立か−警視庁
タレントのデヴィ夫人が東京都渋谷区の自宅前で街宣活動をしていた右翼団体との間で、トラブルになっていたことが20日、警視庁渋谷署への取材で分かった。同署が詳しい経緯を調べている。
同署によると、デヴィ夫人は19日午前9時半ごろ、自宅前で右翼団体の街宣車に、2階ベランダから植木鉢を投げつけ、車の一部を破損させたほか、右翼団体関係者もデヴィ夫人が現場の様子を撮影しようと持っていたデジタルカメラをはたいて壊したという。
右翼団体関係者は、デヴィ夫人が北朝鮮のミサイルについて「人工衛星だ」と話したことなどに対し、抗議していたという。
【裏側】デヴィ夫人のブログ
警視庁の発表は違います!|デヴィ夫人オフィシャルブログ「デヴィの独り言 独断と偏見」by Ameba
盛んに「日本から出て行け!」と 右翼の男は言い続けていました。
私が「何を言っているのですか?」「何の用ですか?」「止めてください!近所迷惑です。」と言っても止まらない。
警察官の制服がチラチラ見えました。「えっ!警察官がいても止められないの?」
恐怖と怒りの中、近所迷惑を考え、とにかく爆音を止めさせなければと、私の存在を示す為に思わず、足元にあった小さな植木鉢を咄嗟に抛っていました。 その鉢は私の家の玄関のつつじの垣根にあたって 砕けてしまいました。 私の力では遠くまで抛ることは無理だったのです。
長いので要約すると
- 警察は右翼の恐喝行為を黙って見ていた。
- 警察はむしろデヴィ夫人の方を制止した。
- 警察は被害届を出さないよう説得した。
- デヴィ夫人はいつの間にか器物損壊の加害者になっていた。
#「抛つ」が読めなかった。
#【抛つ/擲つ】なげうつ - 捨てる。惜しげもなく差し出す。放棄してかえりみない。
植木鉢を投げたのは問題だったと思うが、警察の対応が不可解だ。現場に警察官がいた(4〜6人)のだから、仲裁することはできただろう。
#「騒音おばさん」の時も行政の反応が鈍かったけど、「音声」は暴力ではないという認識なのだろうか。今回は明らかに恐喝するような「言葉の暴力」もあるし、物理的に見て「音波」自体を暴力(鼓膜を破ったりできる力)と見ることも可能である。
右翼のデモが醜悪
カルデロン一家の排斥デモもそうだったが、特定個人を狙った右翼のデモが醜悪だ。「北朝鮮けしからん」なんて今となっては日本国民全員のコンセンサスが得られているようなことを今更主張しなくてもいい。アングラ勢力にしか切り込めないタブー、たとえば北朝鮮の金脈になっているといわれるパチンコ屋とそれに連なる警察の方へ目を向けて欲しいものだ。
警察のサボタージュ
警察の裏金問題などは「人間の弱さ」「犯罪者の合理性」という観点から理解できるのだが、市民が被害を受けていることが分かっていながら、なおかつそれを防ぐ手がありながら、目の前でそれを黙殺するのは一体どういう了見なのだろうか。全く理解できない。
警察の不可解なサボタージュに関して、栃木リンチ殺人事件 , 桶川ストーカー殺人事件 が思い出される。