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hidew 2009.05.03

#1765 『囲碁関西』棋力認定 - 絶対に負けられない戦い。

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囲碁関西5月号が届いた。 .. この棋力認定問題にプロ棋士が参加し、年間ランキングを争っている .. 「プロ棋士棋力認定ダービー」という特別企画とのこと。 10人のプロ棋士が参加しているが、3月号の成績8人が満点、2人が93点だった。1月から3月までの累計では、結城聡九段が唯一の300点満点と、さすがである。

四季の素材 十五夜 棋力認定問題は、県代表クラスの人でも満点をとることはなかなか難しく、とくに布石で「どっちもありそうな」問題を「失題ではないか」と疑いたくなる時がある。野球の審判と同じで、出題者が正解と言っている手が正解なのだから、出題者を信用するしかないが、結城聡九段が満点ならば、その問題と答えの正しさにお墨付きを与えることになる。

この試みは参加するプロにとって、信用を失うリスクだけが大きくて、得るものははっきりしない。

「プロは満点をとって当たり前だから、つまらないよ」

とか言って逃げるのが普通だ。

KGS で対局を待っていると、3子くらい格下の相手から「互先」で対局を申し込まれることがある。これは上手にとって結構なプレッシャーだ。50% は負けてもよい対局と、99% 勝って当然の対局では、後者の方が痺れる戦いになる。

関西棋院のプロは、あえて「絶対に負けられない戦い」という刺激を愉しんでいるのだろう。そういう余裕と自信があるのは調子がよい証拠で、これからの活躍が楽しみである。

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