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hidew 2008.08.11

#1707 劣化する『行列のできる法律相談所』

久しぶりに 行列のできる法律相談所 にチャンネルを合わせたら、全国の名産品を出演者が食べているだけの映像が垂れ流しになっていた。出演者の中にはギャル曽根という大食いだけが取り柄のタレントもいた。

imagechef この番組は「身近なトラブルに関連づけて法律を解説する」というコンセプトを元に出発している。時々、本題とは全然関係のないフリートークをはさむのは、島田紳助の番組ではよくあることで、おそらく、難しい話だけだと視聴者が離れるという配慮なのだろう。

橋下徹、丸山和也が出演していた頃はそれなりに面白い番組だった。 ところが、両氏が抜けたあたりから、劣化が進行し、視聴率を取るためならなんでもやるようになる。視聴率至上主義のなれの果てが冒頭のシーンというわけだ。

元の番組コンセプトを毀損して、なんとも思わないのが島田紳助の芸風だから仕方がないと思うが、法律ネタがなくなるのは残念である。番組途中、島田紳助が「中途半端(な芸人)はいかん」という台詞を吐いた。この番組こそまさに「それ」じゃないか。

できることなら、元の「法律番組」に回帰してほしいと思う。

関連

行列のできる法律相談所 - Wikipedia

バラエティ番組の性格上、個々の弁護士が次第にウケ狙いに走る傾向を見せていることなどから、法律解釈のバリエーションや法律論争の真髄からは離れ、当初鮮やかであったこの特異性は薄れつつあり、徐々に普通のトーク番組に移行して行っている、という指摘も少なくない。
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番組名には『法律』と付けられているが、実際には島田紳助と出演者のトークにほとんどの時間が割かれている(2007年後半以降は法律相談が1件しかない)。

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