#1858 クロネコヤマトの落とし物
クロネコヤマトの信じがたい最悪な対応の話 - GetSet の日記
私:「御社の業務用携帯を拾ったので連絡してみました。どうすれば良いですか?」
クロネコ:「少々お待ち下さい」
クロネコ:「では、そこから近所の営業を紹介しますので、そちらに連絡して下さい」
私:「は!? 私は単に親切心から拾い物の連絡をしただけですが、さらに連絡を私にやれと仰るのですか?」
クロネコ:「ここは配送センターでして、営業的な部分は…」
愛社精神のない末端のパート・アルバイトが電話応対をしたら、こうなることは想定の範囲内だ。一応、上司に判断を求めているが、その上司も派遣社員だったかもしれない。
「縦割り」「責任転嫁」「たらい回し」の問題はお役所だけではなく大企業でも発生する。社員の落とし物を処理するのは配送センターの人にとって難しい問題だ。自分の仕事を止めてまでそれをやらねばならないのか。
社内的に「たらい回し」が起きるにしても、最終的には誰かが責任を持って、拾い主に折り返し電話をするべきだった。大企業になるとこの程度のことが簡単にできなくなる。
クロネコヤマトの事情はさておき、拾い主の立場でどうすべきだったかという妙案を示した人がいる。
ヤマトの所有物と分かっているのだから、ヤマト関係のところに渡す、この場合ならコンビニに渡しただろう。
本来なら落とし物は警察に届けるべきだが、余計な手間をかけたくない。落とし主が分かっているのだからできれば直接届けたい。
ヤマトが集荷するコンビニに預けてしまうのはなかなか妙案だろう。
こういうことは、できるだけ小さく隠密に処理してあげるのが「やさしさ」であり、自分の負担も軽くなる。
たかが社用携帯を拾ってやったくらいで、相手になにを期待していたというのだろう。それを自問自答してみるがよい。
世の中には「親切」を押し売りして、何らかの見返り(たとえば「お礼」の一言)を要求する人も少なくない。お礼の一言を言えない人に問題はあるが、それを強要する人にも同じくらい問題がある。
落とし物を届けてあげる匿名の善意は、いつか自分に返ってくる。
情けは人のためならず。