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hidew 2009.05.23

#1780 自称二段と免状二段

asahi.com(朝日新聞社):森田健作知事、「剣道2段」は自称 連盟の段位持たず - 社会

森田健作知事、「剣道2段」は自称 連盟の段位持たず
千葉県の森田健作知事が21日、自分のプロフィルに明記してきた「剣道2段」について、全日本剣道連盟の段位を持っていないことを明かした。その上で「四十数年前、恩師の範士から、私が剣道を一生懸命やっている時に『分かった。2段許す』と言われた。ですから剣道2段と四十数年言ってきた。これからも変わりません」と説明した。

記者から「これからも剣道2段というのか」と質問されて、「四十数年指摘はされたことなかったんで。まあ、思いはそういうことです」と話した。

森田健作・千葉県知事の脇が甘いのは今さら言うまでもないが、これは微妙な問題だ。

免状がなければ、○段と言ってはいけないのだろうか。

剣道の場合は知らないが、囲碁の免状は金で買える。免状は「寄付の領収書」のようなものである。「六段の免状を持っています」なんて言うと、「お金持ちなんですね」と思われる。

そんなわけで、碁打ちの間では免状の所有についてあまり話題にならない。すくなくとも学生碁界では「段位認定大会に優勝して(無料で)取得した免状」以外は完全にスルーだ。

そういう世界にいると、外部に向けて段位を言う時は「免状が大事」ということをついウッカリ忘れてしまう。

全日本剣道連盟
http://www.kendo.or.jp/event/judgment/rule1.html

認定料などを調べようと思ったがよく分からなかった。

剣道二段というのは囲碁二段と同じくらいで、わざわざ言うほどのレベルではないようだ。森田知事も免状を取ろうと思えば取れるんじゃないだろうか。

この件に関して、まるで、40年間、無免許運転 をしていたかのような言われようだが、単に「剣道二段格」の「格」を書き忘れただけである。少し同情したくなる。

ただ、森田氏の弁明は拙い。「思いは二段のつもり。誰も指摘しなかった」と開き直るのは「剣道二段は実は妄想なんです」と言っているようで、なんか哀れだ。「これから二段免状を取ります」とか「表記を二段にします」とはっきり改めた方がいいだろう。

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