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hidew 2006.09.25

#1417 公共も広告も否定する公共広告機構Web

役所関係の Webページは 皮相的な理解で自己保身のことしか考えていない人達が作るから、極端に言うと「公開するけど、見ないで!」という奇妙奇天烈なものになる。

公共広告機構「本サイトについて」 (via Slashdot)

本サイトへのリンクは、原則お断りいたします。特に以下のリンクは固くお断りいたします。
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原則お断りしたのならば、重ねて「特にお断りする」必要はない。あえて書くなら例外規定を書くべきだ。ITの知識以前に論理力にも問題がある。

仮にも「公共」とか「広告」とか名の付く機構で、公共広告も否定するような リンクポリシーを書いてしまうのは一種の笑い話だ。

高木浩光@自宅の日記 - 「リンクお断りは普通」と人の心に種を蒔くAC

そもそも「リンクフリー」などという言葉が存在するのが有害だ。「当サイトはリンクフリーです」などと書いているサイトがあると、「うちはリンクフリーにはしない」という発想を誘発してしまう。
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「リンクされているからといって関係があるとは限らない」と読者は考えるべきであり、その常識を維持するためには、リンク許可制が拡大することをくい止めなくてはならない。

高木浩光氏のツッコミが冴えわたり、非常に面白い読み物になっている。

お役所のつまらないコンテンツ(見た目だけ。内容なし)なんて、放っておけば誰もリンクを張らないだろうが、「リンクポリシー」にトンチンカンなことを書けば、不名誉ながらも注目されることになる。もしかしたら宣伝効果を狙って、意図的におかしな注意書きを掲げているのだろうか。

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