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hidew 2006.09.20

#1412 竹中平蔵総務大臣と河野太郎議員

小泉首相の退陣と共に竹中氏も議員を辞することになった。このことについて、なぜか河野太郎氏が噛みついて、ブログが炎上している。

河野太郎発行「ごまめの歯ぎしり」ふざけるんじゃねえ
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/549

六年の任期であることをわかっていて立候補したわけだから、その任期を勤め上げるのは義務だというのはひとつの見識であるが、竹中氏の場合は、小泉首相のブレインとして当選し、二人三脚で活動してきたのだから、このタイミングで辞職するのはなんら不自然ではないし、有権者をなめているとも思えない。小泉純一郎あっての竹中平蔵ということは最初から分かりきっていたことだ。

竹中氏がサンドバッグのようになりながら、淡々と政治を行ったという点に関しては、恫喝や裏工作に精を出す他の政治家よりはるかに立派だろう(政策的な毀誉褒貶はこの際置いて)。5年以上も改革の第一線で戦ったのだから、もう退いてもいい頃ではないかと思う。むしろ、小泉マジックによって生まれた小泉チルドレンといわれる人達が、任期満了まで居座り続けることの方がよほど問題が大きい。

有能な人が仕事をしなくなっても零点に戻るだけだが、無能な人が仕事をするとマイナスになる。官僚が仕事に精を出して借金の山を築いていることにこそ、「ふざけるんじゃねえ!!」「有権者をなめんじゃねえ。」 という言葉を投げかけたくなる。

河野氏は竹中氏の「淡々と理を説く姿勢」を見習ったらどうだろうか。がなり立てれば説得力が増すなどということはないのだから。

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http://plaza.rakuten.co.jp/nipparat/diary/200609050000/

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