#1286 世界アマ、平岡さん2回目の優勝
祝・優勝!
平岡さんの場合、もし準優勝なら、周りは落胆する。大会に出れば常に優勝することを期待される超強豪である。今回は4回戦という早い段階で北朝鮮選手に負けて、オワったかと思われた。
しかし、最後 7勝1敗 で 4人が並ぶという大混戦になり、SOS<a onclick="$('#fc1286-0').toggle()" id="fn1286-1">*1</a> <span class="footnote" id="fc1286-0" style="display:none"> (Sum of Opponents' Scores : 対局相手の勝数合計) </span> によって順位が決することになった。
27th World Amateur Go Champion
選手名 | 国 | 勝 | SOS | R4 | R6 | R7 | R8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平岡 聡 | 日本 | 7 | 45 | ●北 | ○ | ○ | ○中 |
唐 韋星 | 中国 | 7 | 44 | ○ | ○北 | ○韓 | ●日 |
テ・ ウォン・ヂヨ | 北朝鮮 | 7 | 43 | ○日 | ●中 | ○ | ○ |
マン・キ・ホン | 韓国 | 7 | 42 | ○ | ○ | ●中 | ○ |
この混戦を制する平岡さんの勝負運(?) というのはやはりすごい。単に碁が強いだけではなく、勝負にも強い。
ところで、キーポイントと思われた中国の神童(13歳、最年少)にもきっちり勝っているのに、なぜ、北朝鮮相手に負けたのだろうか? 情報を提供してくれた KKさんによると「時間切れ負け」だそうだ。
平岡さんは「早見え」<a onclick="$('#fc1286-1').toggle()" id="fn1286-2">*2</a> <span class="footnote" id="fc1286-1" style="display:none"> (大学の団体戦では自分の対局よりも隣の出雲屋さんの対局を覗き込んでいる時間の方が長いと言われたくらい) </span> であるし、世界アマ戦というのはプロ並みの考慮時間を用意された棋戦なので、「時間切れ」という結末は謎である。相手が北朝鮮ということで、良からぬことをいろいろ考えてしまう…
#とりあえず今回は忘れずに『週刊碁』を買うことにしよう。
*1 Sum of Opponents' Scores : 対局相手の勝数合計
*2 大学の団体戦では自分の対局よりも隣の出雲屋さんの対局を覗き込んでいる時間の方が長いと言われたくらい