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みんみん 2006.05.24

#1269 電脳に飛躍的発想を求める事はできるか?

将棋やチェスで必須の「先読み」をするときの脳の細胞レベルの活動を突き止めた、というのは大変なニュースですね。ただ、その脳細胞レベルでの機能を電脳で再現するまでには、まだまだ遠い道のりがあると予想します。
ディープブルーはスパコンを100台以上つないで専用機を作ったもので、市販されているパソコンソフトには、チェスでもまだまだプロは負けないと聞いております。
将棋はともかく囲碁に関しては、「しらみつぶしに読む」というソフトの作り方では、当分人間の有段者に勝てる物は出そうにない。9路盤でいいから、ちゃんとヨセまで打てる物を作って欲しい、と私は考えておりました。
 人間にはインスピレイションが働いていて、コンピュータには、それを求める事はできない、と私は今でも思っております。将棋の加藤一二三元名人は「直感精読」と揮毫されます。これは谷川元名人の「光速の寄せ」とも通じますが、このような「ひらめき」を電脳上で再現できるようになるんでしょうか?
私は、囲碁はむろん将棋でもトッププロに匹敵する棋力のソフトが市販される事は、あと30年はない、と思うんです。
むしろ囲碁に関しては早く有段のソフトが出て欲しい、と思っております。

  • 2006-05-25 00:27 'hidew' 日本棋院のインチキ初段ではなくて、本当に初段のソフトが出現してしまったら、級位者の愉しみを奪うことになります。囲碁ソフトの進歩はできるだけ遅い方がいいと思います。

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