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hidew 2005.10.01

#863 囲碁観

http://plaza.rakuten.co.jp/das53jp/diary/200509290000/

.. 前略 ..
勝利への目標などない。それは自分で設定しなければならない。素人とプロ棋士では目指しているものがぜんぜん違ったりする。むしろ囲碁において勝負を分けるのは、何を目標に一局の碁を打つかということであり、言いかえれば「囲碁とはどんなゲームか」「盤上でどんなことを達成すれば勝てるのか」といった囲碁観の差なのだ。

碁は勝負を争う一方で、絵を描いたり、音楽を奏でたり、といった芸術に例えられることがある。それはまさに碁が世界観の表出であることを示している。

また、「心理テスト」に使われた場合は、ロールシャッハテストやクレペリン検査などよりも正確な結果を導くだろう。囲碁ファンとしては嫌な使われ方なのでこれ以上は書かないけど。

というわけで、囲碁観にはその人の性格、芸術センス、勝負センスなどが強く影響している。

囲碁雑考 RETURNSの前田さん の主張に皆がなんとなく違和感を感じているのは「囲碁観が狭くて、それを下手に押しつける」という点にあると思う。囲碁観はいわば「盤上の宗教」のようなもので、上から下に押しつけるのは良くない。

【関連】#82 盤上の宗教

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