#849 投了はマナーではない
http://plaza.rakuten.co.jp/chikara1193/diary/200509220000/
勝てない碁を最後まで打ちつづけるのはマナーがよろしくないのである。
早碁ならともかく、時間の長い碁だと大変な時間の無駄になり、相手に対して失礼になるからだ。
勝てない碁のときは投げ場(見せ場)を作って勝負手を放ち、そこでトドメを刺してもらってから潔く投げなければならない。
これは投了に関する典型的な誤解です。
「いつどうやって投げるか」は本人の技量と美学の問題で、他人(勝者)がとやかく言う問題ではありません。はっきり負けていることを自覚しながらダラダラと打ち続けるのは「マナーが悪い」のではなく「(勝負師としての)センスが悪い」のです。
だいたい 指導者、教育者というのは時間の無駄に対して寛容でなければ務まらないでしょう。
→ 教える人の資質
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