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Bobby 2005.08.14

#752 相手のアゲハマを数える!

相手のアゲハマを数える!

『碁ワールド』05年8月号が柳時薫九段の談話を基に構成した「韓国の碁には、日本の碁にない“たくましさ”がある」の元ネタとなった7月号の特別検討座談会、「ここが違う!?日本と世界の碁」を読んだら(ついつい“ツンドク”になっていました)、こんな話がありました。お読みかもしれませんが、念のためご紹介いたします。

――日本での相場感というものは長い伝統と歴史によって培われて派生したものだし、国民性ともいえます(司会・構成役の小西泰三氏)

石田(章)「芸道とか、道とか、礼儀とか唱え過ぎたかな。韓国のイ・セドルはこの前の対依田戦で相手のアゲハマを数えていた(笑)。コウの抜き跡が多い碁で、その方が正確かもしれないけど驚きました。日本の碁打ちなら行儀が悪いと怒られるところです」

王(メイエン)「数えられないようにアゲハマを隠した例もあるようです(笑)。ただ日本の礼とか、道に基づく考えや姿勢が、直接勝負にマイナスしているとは思えません」

小林(光一)「そうだよね。別の次元だ。(中略)碁は結局中盤以降の勝負でしょ。終盤2目も損すると直ぐ負けに直結する」

――具体的能力ですね。日本の碁は布石の思想に重きを置き過ぎましたか。梶原先生が唱えた、碁は序盤こそが学問である、中盤は戦争屋に、終盤の手続きは能吏に任せておけばよい、というような。実際はその手続きの良否が勝敗を分けるのですね