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atutu 2005.08.03

#699 応氏ルール・よもやま話

応氏ルール・よもやま話

石数をカウントする特殊な容器を使用。 詳しいことは不明だけど、碁笥の石数を正確に数える方法があれば、終局処理はかなりやりやすくなる。これは中国式計算(Area scoring)の運用をカイゼンしたナイスアイディアかもしれない。

容器には円筒状のものがあって、一目で各180個の石を確認できます。円筒を上に引き上げれば石が容器に残り、対局開始。しかし対局前に必ず石数確認の容器が必要ですので、容器製造会社の人以外は「気軽に碁を打つ事はできない」です。png 446 byte

よく中国ルールの計算は'埋める'と言われるが、それは間違いで、中国ルールの計算は'数える'です。応氏ルールの計算は文字通り'埋める'です。最初に確認された360個の石を盤中一杯に埋めます。

世界の趨勢(日本/韓国、中国、AGA)は自殺手を認めないことになっているし、もし自殺手を認めれば碁が本質的に変わってしまう可能性がある。世界統一ルールとして今更自殺手を認めるということはちょっと考えにくい。応氏ルールがなぜ「自殺手を認める」ことにしたのかは謎。

合法着手の定義について、応氏ルールは「同形反復しない着点」の一言です。それに対して例えば中国ルールでは「同形反復しない着点」かつ「自殺手ではない着点」の二言です。

従って、世界の趨勢はともかく、理論的には「自殺手を認める」応氏ルールのこの点が、シンプルで優ります。