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hidew 2004.12.24

#68 投げない相手を非難する人(2)

投げない相手を非難する人(2)

師匠が弟子に対して「非勢の碁をダラダラ打ち続けても意味がないから早く投げなさい」と言うのは実は 相手に対して失礼だからではなく、弟子のためを想って言っている ことです。それを「投げないのは(全部)悪い」と拡大解釈してしまうところに勘違いの原因があります。

投了を先延ばしにする未練タラタラな精神は、間違いなく碁に悪影響を及ぼします。捨てるべき石を生きようとしたり、コウ材として使える攻め合いのダメを無意味に詰めたり・・・逆に、投了が潔い人は、技もキレるはず。

あと、投了というのは相手と自分の棋力を比べてするものです。例えばアマが互先で李昌鎬と打つなら「初手投了」も正当性があるでしょう。逆に k の人が相手なら 30目差くらいで小ヨセに入っていたとしても諦める必要はありません。つまり敵がクソ粘りしてくるってことは、それだけ信用されてない、ってことですpng 446 byte でも、それは仕方のないことです。

というわけですごもり劇場1人目の登場人物は「投げない相手を非難する人」です。

(2/2)

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