#669 投了は敗者の権利
投了=尊厳死
言い得て妙ですね。投了という行為の性質を簡潔かつ的確に言い表していると思います。
そういえば、2ちゃんねるでも同じようなことを書いている人がいました。
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamestones/1116410749/183
投了ってのは、そもそも負けてる方に与えられてる権利だろ。これ以上打っても勝てる見込みがまったく無いのに、打ち続けなくてはならない というのはつらいから途中で敗北を宣言するんじゃないか。だから、勝ってる側が投了を催促するなどあってはならないこと。しかし、最後まで打ち切らなきゃ駄目というのも俺はいやだ
投了は「敗者の'義務'」だと勘違いしている人が少なくないのですが、実は「敗者の'権利'」だということを肝に銘じておくべきです。
「いつ、どうやって死ぬか(投げるか)」ということについては、宗教観や人生観が絡む難しい問題です。ただ、碁の場合は「次の対局」がほぼ確実にありますから、そこはやはり人生と大きく異なります。尊厳死の是非が分かれる(碁は○、人は×)のはそういう背景があると思います。