hidew 2005.06.25
#593 ルール変更の障壁
各国(アジア主要国)の碁の文化の根が深く、万が一、何かのルールが決定されたら、今までの自国碁界はどうなるかと戦々恐々してるのではないだろうか。イマノママで何が悪い!とは各国の隠れた本音ではないだろうか。
仰るとおりです。
とくに日本の碁の文化は深いので「今なぜ変える必要がある!?」と考えている人が多いと思います。多くの改革で障壁となるのはこの保守的な精神です。
碁のルールで本質的に異なるのは自殺手 Self Capture/Suicide の可否だけで、これについては世界の主要ルールが「否」なので、議論するまでもありません。また、他のオプションは「コミを何目にするか」という程度の調整にすぎません。
実を言うと、ルール問題はプロの対局よりも普及の方に大きく影響します。碁は世界で最もシンプルなゲームなのに一般的に「難しい」とされています。その原因のひとつが日本ルールにあります。日本ルールを完全に理解するには初段以上の棋力が必要でしょう
碁界のカリスマ・呉清源老師も同じ内容のことを言っていたみたいですが、それでも日本碁界は変わりませんでした。私が碁界の片隅で叫んでも無駄かもしれませんね ま、淡々とやっていこうと思いますが・・・