#486 感服いたしますた
感服いたしますた
封じ手は一般的に封じる方が嫌だと思います。だから、高尾紳路の「(打とうと思えば打てるけど)封じ手は自分がやります」という申し出はかなりお人好しな印象を受けました。
左:62手目 幻の封じ手局面
右:67手目 実際の封じ手局面
ご紹介いただいたサイトは初めて知りましたが、素晴らしい。
毎日の記事で味の悪い印象を抱いていましたが、いい気分になりました。
管理人・紹介者双方に感謝です。
棋界では古くから「打ち掛け定刻の直前に手番を渡す」「コウ材のように相手の応手が>明らかな封じ手を打つ」のは味悪ということになっているようです。高尾紳路はそれを>気にしていたようですが、張栩は全く無頓着でした。
状況をなぞっていただいたので、とても理解しやすい。
紳路の初々しさ、ウックンの無頓着、共に好ましい。
本来こういう対決だと神経の細かい方(今回は高尾紳路)が一方的にストレスを感じて>動揺するものだと思いますが、結果はそうなりませんでした。高尾紳路は加藤正夫タイ>プで、気遣いはするけどカラッとしているみたいですね。
根っからの善人なのかもしれません。善人は通常は碁が弱いのですが、結構なこと。
昔の大坂田らとか、立誠vs時薫に垣間見られたピリピリムードが彼らには起こらない。
この“ぬるさ”に私は共感しますが、逆に否定する考え方も理解はできます。
#余談ですが、もし興行的に封じ手のタイミングを考える必要があれば、立ち会い人が>仕切るべきだと思います。
諸手を挙げて大賛成!「ハゲしく同意」(個人的には嫌いな表現)です。