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hidew 2005.04.04

#340 大竹講座・プチ解説

大竹講座・プチ解説

第1回 2005-04-03

★大竹「石を置くときは心を込めて置くようにする」
→ どうでもいいことのようで、実はとても重要なこと。級位者なら'一石入魂'するだけで一子上がる。

★大竹「碁を覚えたきっかけはよく覚えていない」
→ 天才棋士の特徴。

★大竹「(子供の頃、勉強はしてないけど強くなった)碁会所の先生が詰碁だけはよく出してくれた」
→ 強くなるのに一番重要な要素を暗に示している。

★大竹「川端康成『名人』※では、なぜか木谷先生が大竹という名前で描かれている」
→ これは読者の誰もが不思議に思っていること。ご当人の口から語られたのは面白い。
※川端康成『名人』4101001197

★大竹「みなさんは生活がかかっているわけではないから楽しく打てばいい」
→ これはお得意の皮肉。'碁を本気で打てば苦悩ばかりで楽しくはないんだよ' っていう意味。

★大竹「木谷先生は碁盤としか打たない、相手は関係ない」
→ 木谷実と呉清源は勝負を超越して最善手を追求する。坂田栄男と趙治勲は置かせ碁でも勝負。その他大勢のプロはアマに対して恬淡。

肝心の技術論では次の2点がポイント

  1. 同時に2つの狙いを持つこと(見合い)が大切
  2. 俗筋も時と場合による。全ては総合的な判断。