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hidew 2005.03.12

#288 日韓の芸風の違い(1)

日韓の芸風の違い(1)

だすさんが<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/das53jp/diary/200503110001/" target="_blank">「日中韓、囲碁のちがい」</a>として興味深いことを書かれています。私も昔、囲碁端会議室などに投稿しようと思って同じような事を書いたことがあります。

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韓国は「プロなら打たない形」=「アマチュア的手法」に対するアレルギーがないと思います。アマチュア的手法とは「ナダレ定石」のようなものです。韓国にはこの種の「一見俗っぽい手」を実戦で次々に試していく土壌があるように感じます。日本でいえば小林光一的芸風でしょうか。

コラム: 医療 不思議体験 グルメ 囲碁   

ところで、以前酒井猛プロがネット上で、アマとプロの一番の違いはアマは既成概念に囚われるがプロは囚われないと事だと言っていました。

これは「強い人ほど既成概念に囚われない」ということを意味しますが、日本と韓国のプロが戦うようになって、日本のプロがある種の既成概念に囚われているのではないかという疑いが出てきました。(「既成概念」については改めて書きます)

席亭の囲碁日記

国際棋戦で「こんな碁は勝ち、オワ」と解説されている碁がどんどんひっくり返されました。

「こんな碁は勝ち、オワ」という認識(つまり既成概念)がそもそも間違っていないかを疑ってみる必要があります。もし間違っていないならオワの碁をひっくり返されるほど中終盤がヘボいことになるので、基礎訓練からやり直さなければなりません。