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hidew 2005.02.21

#257 理解と暗記

四季の素材 十五夜 棋譜並べなどで、意味を理解しようとする人がいるが、それは無謀な挑戦である。もちろん理解できればそれに越したことはないので、それを目指すことはいい。しかし、理解しようとする人の多くは「理解できないから並べる意味がない」となってしまう。そもそもアマにプロの棋譜が理解できるわけないので、理解しようとする人に棋譜並べの機会は永遠にやってこない。

詰碁も同様「考えても分からないから解く意味がない」と言う人が詰碁を勉強することは永遠にないだろう。

理解できなければ暗記すればいい

丸暗記詰め込み式の勉強法をバカにしてはいけない。丸暗記でも定石や基本死活を覚えておけば、それが頭の中で熟成されて理解に変わることがあるし、定型通りに進行する間は、プロと同じように打てるわけだから決して無意味ではない。だいたいアマの対局で基本死活をゼロから考える暇などないのである。

幼児が囲碁、英語、音楽などの学習において素晴らしい能力を発揮するのは、頭の柔軟性もさることながら「理解しなければならない」という強迫観念がなく、見よう見まねで全てを覚えてしまうからである。

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