Amazon オススメ商品

hidew 2005.02.13

#238 汚れと記憶

本に書き込みをする行為には重要箇所のハイライトだけではなく、頭の中に残りやすい何か別の効用があるようです。

ここで、記憶というものを斜面に置いた荷物に例えてみます。摩擦力が大きいほど荷物はその場に留まりやすく、摩擦力が小さいと滑り落ちやすくなります。荷物が滑り落ちることはすなわち「忘却」を意味します。

本を汚すという行為は上記の「摩擦係数」を高めるために重要な役割を果たしていると考えられます。きれいな本はピカピカのガラス面、書き込みや珈琲のシミで汚れた本はザラザラのコンクリート面のようなもので、記憶を保持するためには後者の方が有利です。

勉強は本をどれだけ汚せるかの勝負 と言ってよいでしょう。

関連

http://d.hatena.ne.jp/YAOsan/20050210

*

hidew 2009.03.25 [1]

紙の辞書バンザーイ

夜の魚は干物になりました。

紙の辞書には書き込めます。

私はコレだけの為に、紙辞書を使っています。中学生に上がった時はジーニアスでしたがあの時から変わらず、同じようなルールで紙の辞書を毎日汚しています。勿論、メモを書き込むとかそんな大袈裟なものではないです。ただ単に調べた回数に応じて、蛍光ペン(と赤ペン)でどんどんその単語の部分が目立つようになっていくだけです。でも、これが意外と視覚効果的に効くんですよ。
最初はオレンジの蛍光ペン一本。2度目に調べたら赤ペンでその単語の部分(見出しだけじゃなくって内容も全て)を赤ペンで囲む。三回目の単語は赤ペンの上を蛍光オレンジでなぞる。四回目に調べた単語は、その中(赤&オレンジ蛍光ペンで囲まれた部分)を塗りつぶす。五回目の単語はpost-it。六回目はpost-itに丸印。
7回も調べた単語はとうとうブラックリストと呼ばれる(というか私が勝手にそう呼んでいる。最近はデスノートともいわれている。)小さなノートに書き込まれます。それ以上の回数調べた場合は、辞書と同じ手順でどんどん派手になっていく訳です。コレが本当に効く。ブラックリストに載っている派手に囲まれた単語なんてもう、忘れませんよ。