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hidew 2005.02.09

#229 『依田ノート』の羊頭狗肉

4062117797 依田ノート

  • 依田紀基
  • 講談社 (2003/04)
  • ¥ 2,100

巷ではわりと評判が良い。しかし、この本は題名から想像される内容と実際の内容があまりに違いすぎないだろうか。

「依田ノート」というタイトルからは若手プロも参考にするような「依田紀基の秘密メモ」を期待してしまうが、実際にはあまりに凡庸な内容と言わざるをえない。プロなら誰でも書ける「アマの初・中級者を対象に書かれた教本」である。

「依田紀基囲碁入門」として売るべき内容を「依田ノート」として売るのはまさに羊頭狗肉と言っていい。基本死活を付録につけてページ数を無意味に増やしているのもダメ。

ゴーストライターが書いて、依田紀基は名前を貸しただけというのが見え見えの本である。

「依田ノート」というタイトルにふさわしいの本として『勝負の極意』 がある。こちらは依田紀基が世界の高手と戦った棋譜を、自身の言葉で解説している。

  1. 2005-02-09
  2. 2009-03-29

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[anonymouse] 2010.03.20 [1]

これ、週刊現代の過去の連載をまとめたものですよ。

通りすがり 2010.08.15 [2]

これ、週刊現代の過去の連載をまとめたものですよ。

そう、週刊現代の「囲碁が趣味」レベルの(大抵フリーランスですが)編集者あたりが
ゴーストライターで書いたものと、ちょっと読めば誰でも推測できます。
そういう場合、たいてい後書きの「謝辞」あたりに、さりげなくヒントがあるものです。
もちろん、本人へのインタビューを元にしていても、忙しい本人が自ら全文書けるものではないです。
それにしても、文体の品性のレベルばかりは、どうしようもないですな。