#224 後手の先手/先手の後手
二桁臭倶楽部に出場を希望する選手がいたので、採り上げます
http://blog.naver.co.jp/drunkinghi/40001121826
先走って得をしたように見えて、後でよりが戻って、結局損をしてしまうことがあります。この碁は双方ともそういう形を多く作っています。図はそれが凝縮された場面です。
- 黒1 - 黒7から打つのが本当。詳しい手順は各自の宿題で。
- 白8 - いかにもインチキくさい形。Bに対してCに緩めなければならない。こういう形は後でよりが戻る。
- 黒9 - Aが急所。ここまで打っておいて急所に打たないのはまさに画竜点睛を欠く 黒9に打つなら最初から何も打たない方が良さそう。
なお、後手でじっくり手厚く構えて、後でお得な手段(先手or大きい)が残ることを「後手の先手」と言います。「後手の先手」が分かれば初段はあるでしょう。