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hidew 2009.12.27

#1878 NHK「おっちゃんたちの将棋天国」

将棋の青空対局の特集がなぜかクリスマスイブに放送されていた。

おっちゃんたちの将棋天国

12月24日(木)総合 午後11:00 - 11:30
大阪市東住吉区にある長居公園 。昼下がり、どこからともなく“おっちゃん”たちが集まってくる。適当な木陰を見つけてはテーブルと将棋盤を置き、パイプ椅子をひょいと広げる。手際よく駒を並べると、あっという間に青空将棋道場の出来上がり。
その場で相手を決め、いざ対局。メンバーはおよそ160人。決まり事と言えば300円の年会費と「賭け将棋はご法度」だけ。1年365日、風が吹こうが雨が降ろうが、将棋を指す。夢中になりすぎて街灯の下で朝まで指し続ける徹夜組も珍しくない。

一番強いという田村将道さんの鞄の中から、ボロボロになった『竜王・羽生善治』という冊子(竜王戦の棋譜集?)が出てきたシーンが印象的だった。同じ道具を長期間使い続ける人は「強い人」「できる人」というイメージがある。

全体を通して将棋、囲碁、麻雀、パチンコなどにありがちな「やさぐれ感」「うらぶれ感」に満ちている。仕事一筋で家族を顧みず離婚した中年男性が登場して、ささやかな楽しみとして将棋を指すようになる。しかし、その将棋も上手くいかず、師匠格の田村さんに「将棋が荒い」と叱責される。世間がクリスマスで浮かれているタイミングでこの内容を放送する NHK のセンスはなかなかのものだと思う。

青空将棋道場の良いところは「用はないけど、近くまで来たから」という感じでお気楽に立ち寄れる点にある。ささやかな憩い(対局する気力はなく観戦・雑談のみ)を求める人や、将棋を覚えたいけど道場に行くのは怖いという入門者にはありがたい。屋外だと雨、風、寒さは気になるが、一方でタバコの煙が気にならないという利点もある。青空対局は普通の将棋道場より女性や子どもが参加しやすいはずだ。にもかかわらず「おっちゃんたちの将棋天国」になってしまう。 囲碁界も事情は同じだろう。

碁会所運営のヒント

普通の碁会所にも「対局しない逃げ道」(たとえば喫茶、飲酒、漫画的なもの)が用意されていると入りやすくなる。そういう試みをすでに実践されている人がいるようだ。

囲碁カフェバー estrela(エストレラ)
http://estrela.club.officelive.com/default.aspx

7:3 blog : 囲碁の打てるカフェ -Ben's Cafe-
http://blog.7to3.net/journal/2006/10/17/bens-cafe/

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みんみん 2009.12.27 [1]

大阪市内の青空碁会所

hide-wさん、お久しぶりです。
長居公園で将棋を指す人たちをテレビが取り上げたようですね。
同じ大阪市内には関目に青空碁会所となっている公園があります。
8年ほど前にバイクで見に行きました。小さな公園では隣接している
団地に住むオジサンたちが午後3時ごろからベンチなどに盤石を広げます。
将棋は板盤と駒を持ち運ぶのが簡単ですが囲碁の盤石は重たいです。
この公園内にプレハブの小屋があります。
約40人の近隣住民が親睦団体を作り会費を徴収して小屋と盤石などの管理
していました。将棋もしていました。
飛び入り参加はできませんでした。

hidew 2009.12.27 [2]

青空碁会所

青空対局は盤石の管理と飛び入り参加の兼ね合いは難しそうですね。排他的に運営すると公園を不法占拠していることになってしまいます。

碁石は重いけど将棋の駒より管理は簡単だと思います。細かい紛失を心配しなくてもいいし、防水・防汚なども優ります。