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hidew 2009.11.21

#1868 懲りない人・海原氏の井山名人批判

海原氏は少し前「麻雀に転向した。囲碁なんてつまらない。」とグチグチ書いていた。

囲碁を打たない生活 しなやかに生きてください/ウェブリブログ

リアルはおろかネットでも囲碁を打たなくなってはや1か月が経過しました。リアルでもネットでも目下麻雀に熱い日々が続いております。近いうちにまた友人と打つ予定です。

久しぶりに囲碁、と思いきや しなやかに生きてください/ウェブリブログ

珍しく囲碁の集まりに顔を出すことになったんですが、結局麻雀をやりました。なんだかんだで麻雀の方が囲碁より面白いってことなんでしょうか。

通称、すっぱい葡萄 と言われる心理である。

彼がプロ棋士批判を書く動機には、「私生活の鬱憤晴らし」が含まれている #1754-12 ようだが、「オレ様の批判で囲碁界を変えてやる」と本気で考えているような節もあった。

そんな野望が成就するはずもなく、あっさり挫折して「囲碁なんてつまらない」「滅んでしまえ」と大騒ぎをする。とても分かりやすい人間である。

そのまま、おとなしく麻雀で遊んでいればいいものを、また見当外れのプロ棋士批判を書き出した。私生活でむしゃくしゃすることがあったのだろうか。

http://igo-omishiriokio.at.webry.info/200911/article_7.html

まず囲碁関係者や囲碁ファンは、「20歳の名人」という事実を適正に評価できてない。

海原氏が「囲碁ファン」といったとき、そこに自分自身が投影 されている。海原氏や風の精ルーラ氏のように「主観と客観」の区別をつけることができない人たちは、まるで鏡を見るようにして他者を見る。つまり、自分が井山名人を適正に評価できないから、周りも同じだろうと思い込んでしまう。

「20歳の名人」に関してトンチンカンなことを言っているのは海原氏だけである。

相撲の朝青龍、スケートの浅田真央、ボクシングの亀田兄弟、ゴルフの石川遼。それぞれ持ち味は違っても、みんな自分なりの魅力、個性を出している。だからこそ注目され、それが業界全体の活力にもつながる。ましてや、コアなファン以外はほとんど興味も無いような競技で単に結果を出しただけで世間一般に評価されるだろうか。そんなことはあり得ない。

ミーハー受けを狙うという戦略は確かに大切だ。しかし、それを井山名人に求めるのだろうか。

井山名人の真価は「盤上」にある。囲碁のプロ棋士なのだから、本質的には盤上の技芸が優れていれば良い。容姿とかトークは二次的な問題だ。

囲碁界には梅沢由香里、万波奈穂という強力なタレントがいる。世間一般に向けたパフォーマンスはそれが得意な人が担えばよい。

「井山裕太にミーハー向けパフォーマンスを要求する」のは「万波奈穂に名人位を取れ」と言うようなものである。両者とも素晴らしいタレント(才能)だが、特性は全く違う。

有吉弘行

ブレイクするっていうのはバカに見つかるってことなんですよ。
「アメトーーク」に出ているくらいの時が一番輝いている、ってか優秀なんです、 芸人さんも。
見つかっちゃ ダメ なんですよ。

口は悪いけど的確な指摘だ。

海原氏のような人物が井山名人に言及している時点である程度見つかってしまったと思う。

4797671955 わが天才棋士・井山裕太

  • 石井 邦生
  • 2009/10
  • ¥ 1,575

現在日本囲碁界で注目を集めているのは、20歳の天才棋士・井山裕太である。.. 6歳のときから、井山の才能を見抜き、門下生に加えた、師匠・石井邦生九段が井山の成長の過程と強さの秘密を解剖、解説する。


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hidew 2009.11.24 [1]

トホホ論法「少数サンプルを一般化」

一般人の感覚を忘れた囲碁界

同じく残っていた友人と色々お話していたときに、井山名人誕生を知っていると分かって詳しく突っ込んでみたところ以下のようなお返事が返ってきました。

顔は思い出せないけど、髪型とかうーん、って感じでいかにも囲碁やってそうって印象だった。野球だかなんだかが好き、って言ってたかな、確か。

どうです?私が指摘した通りでしょう?一般人はこの程度の印象しか井山名人には持たないんですよ。二十歳の名人、っていう競技の文脈だけでは全く訴求力は持たなくて、井山名人の人生観、哲学の文脈でのみ世間にアピールできるんです。

たった一人の友人のコメントが「一般人の代表」になってしまっている。全く逆の話を作ってみよう。

友人と色々お話していたときに、井山名人誕生を知っていると分かって詳しく突っ込んでみたところ以下のようなお返事が返ってきました。
顔はイケメン。髪型とかツンツンしていていかにも今風の若者って印象だった。..
どうです?私が指摘した通りでしょう?一般人は井山名人にとても好感を持っているんですよ。..

都合の良いことを言ってくれる知人を一人見つけて※、「ほーら、みんな言っている」と展開する。「少数サンプルを一般化する」というよくあるトホホ論法のひとつである。この論法を使えば何でもアリ。全く論証になっていない。

※捏造するパターンさえありえる。(#1808-6 みんなが言うと思いますメソッド)

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#1770 オレ様(と愉快な仲間たち)の意見は客観的に正しい

hidew 2009.11.24 [2]

トホホ論法「聞いたことがない」

http://igo-omishiriokio.at.webry.info/200911/article_9.html

かつて将棋の羽生善治が7冠を全て獲ったときにずいぶんと話題になりました。ですが井山さんは全くといっていいほど話題になっていませんがこの差は何なのでしょうか。

海原氏は「囲碁なんてつまらない」と言って麻雀で遊んでいた。[0] 囲碁に興味がなくて遠ざけていたのだから、井山名人の話題に接することがないのは当たり前ではないか。自分で耳をふさいでおいて「聞いたことがないのは、話題になっていないからだ」という方向に持って行こうとしているのだから笑える。

下の文章はトホホ論法の傑作である。

茶々入れ

氏名は分からない(どうでもよい)が、NHKにはこの女性にそっくりの天気予報コーナー担当者がすでに存在する。しかし、容姿が特に男性の間で話題になったという話は聞かない。おそらく東大卒ではないからだろう(笑)

「女子アナには興味がない、名前も知らない」と言っておきながら、「この女性に似た女子アナの話題を聞いたことがない。東大卒ではないからだ」というこじつけを行う。似ているというだけで「同じ容姿」とみなしている点も奇妙だし、ひとつのサンプルを一般化しているのもおかしい。

これほど短い文章にこれほど多くのトホホ要素を入れるのはなかなかできることではない(笑)

茶々入れ氏と海原氏は精神構造、思考回路が似ている。

関連

hidew 2009.12.03 [3]

トホホ論法さえ手を抜く

大衆化もハイカルチャー化もダメ しなやかに生きてください/ウェブリブログ

どうやら囲碁ファンの多くは囲碁の大衆化を望んでいないらしい。
… というのが囲碁ファンの総意であるならば仕方がない。

囲碁ファンの多くは囲碁の大衆化を望んでいないと判断するに至った理由・根拠をひとつくらいは書かないと、全く意味のない文章になってしまう。

  • 囲碁ファンの多く
  • 囲碁ファンの総意

「囲碁を打てる人が見つからない」とぼやいたあげく、麻雀で遊んでいた海原氏が一体どこで囲碁ファンの「総意」と言えるほどの意見を収集したのだろうか。「囲碁友達が2人いて、そのうち1人が言ってました」というトホホをまたやらかしているのだろう。

前回 [1] は一応「たった一人の知人が言ったこと」を論拠にしていた。今回、それすらもない。トホホ論法さえ手を抜くようになった。

風の精ルーラ氏や海原氏(二人とも法律関係)に共通するのは自分の周囲1m以内が「世の中の全て」だと思い込んでいることだ。

「自分で妄想した世論」だけを根拠に話を進行するのはあまりにもトホホだからやめてもらいたい。

hidew 2009.12.06 [4]

ミーハー評論の典型

井山名人が駄目な理由?キャラクターの足りないプロ?

世間的にそれなりの認知度をすでに獲得している競技においてさえ、世間一般にも注目されるのはそれなりのキャラクターを持った選手たちだ。.. ボクシングの亀田兄弟、.. それぞれ持ち味は違っても、みんな自分なりの魅力、個性を出している。だからこそ注目され、それが業界全体の活力にもつながる。

亀田も消費されつくしたかな

これで亀田ブームも完全に終わったんじゃないでしょうか。.. 結局コンテンツとして楽しめる人と言うのはどんな世界にも少ないわけで、それがリアルであることは疑い無いわけです。その辺の認識が甘い世界は、多分これからの世の中で生き残っていけない。

  • 井山裕太はキャラがつまらないからダメなんだ。
  • 亀田興毅はキャラがおもしろくても消費されて終わり。

「あーでもない、こーでもない」「あれもダメ、これもダメ」といろいろ考えたふりをする。否定ばかりで建設的な意見がない。ミーハー評論の典型である。

「亀田興毅の特異なキャラがボクシング界を盛り上げた」というまとめで終われば良かったが、海原氏はなぜか「亀田興毅はボクシング界を盛り上げたが、一過性のブームで終わった」と余計なことを書いてしまう。前の内容と合わせると「井山名人はミーハーに受けるおもしろキャラを演じるべきだ。おもしろキャラを演じても、一過性のブームで終わる」という論旨になる。

結局何を言いたいのだろうか。

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