#1868 懲りない人・海原氏の井山名人批判
海原氏は少し前「麻雀に転向した。囲碁なんてつまらない。」とグチグチ書いていた。
囲碁を打たない生活 しなやかに生きてください/ウェブリブログ
リアルはおろかネットでも囲碁を打たなくなってはや1か月が経過しました。リアルでもネットでも目下麻雀に熱い日々が続いております。近いうちにまた友人と打つ予定です。
久しぶりに囲碁、と思いきや しなやかに生きてください/ウェブリブログ
珍しく囲碁の集まりに顔を出すことになったんですが、結局麻雀をやりました。なんだかんだで麻雀の方が囲碁より面白いってことなんでしょうか。
通称、すっぱい葡萄 と言われる心理である。
彼がプロ棋士批判を書く動機には、「私生活の鬱憤晴らし」が含まれている #1754-12 ようだが、「オレ様の批判で囲碁界を変えてやる」と本気で考えているような節もあった。
そんな野望が成就するはずもなく、あっさり挫折して「囲碁なんてつまらない」「滅んでしまえ」と大騒ぎをする。とても分かりやすい人間である。
そのまま、おとなしく麻雀で遊んでいればいいものを、また見当外れのプロ棋士批判を書き出した。私生活でむしゃくしゃすることがあったのだろうか。
http://igo-omishiriokio.at.webry.info/200911/article_7.html
まず囲碁関係者や囲碁ファンは、「20歳の名人」という事実を適正に評価できてない。
海原氏が「囲碁ファン」といったとき、そこに自分自身が投影 されている。海原氏や風の精ルーラ氏のように「主観と客観」の区別をつけることができない人たちは、まるで鏡を見るようにして他者を見る。つまり、自分が井山名人を適正に評価できないから、周りも同じだろうと思い込んでしまう。
「20歳の名人」に関してトンチンカンなことを言っているのは海原氏だけである。
相撲の朝青龍、スケートの浅田真央、ボクシングの亀田兄弟、ゴルフの石川遼。それぞれ持ち味は違っても、みんな自分なりの魅力、個性を出している。だからこそ注目され、それが業界全体の活力にもつながる。ましてや、コアなファン以外はほとんど興味も無いような競技で単に結果を出しただけで世間一般に評価されるだろうか。そんなことはあり得ない。
ミーハー受けを狙うという戦略は確かに大切だ。しかし、それを井山名人に求めるのだろうか。
井山名人の真価は「盤上」にある。囲碁のプロ棋士なのだから、本質的には盤上の技芸が優れていれば良い。容姿とかトークは二次的な問題だ。
囲碁界には梅沢由香里、万波奈穂という強力なタレントがいる。世間一般に向けたパフォーマンスはそれが得意な人が担えばよい。
「井山裕太にミーハー向けパフォーマンスを要求する」のは「万波奈穂に名人位を取れ」と言うようなものである。両者とも素晴らしいタレント(才能)だが、特性は全く違う。
ブレイクするっていうのはバカに見つかるってことなんですよ。
「アメトーーク」に出ているくらいの時が一番輝いている、ってか優秀なんです、 芸人さんも。
見つかっちゃ ダメ なんですよ。
口は悪いけど的確な指摘だ。
海原氏のような人物が井山名人に言及している時点である程度見つかってしまった
と思う。
- 石井 邦生
- 2009/10
- ¥ 1,575
現在日本囲碁界で注目を集めているのは、20歳の天才棋士・井山裕太である。.. 6歳のときから、井山の才能を見抜き、門下生に加えた、師匠・石井邦生九段が井山の成長の過程と強さの秘密を解剖、解説する。
トホホ論法「少数サンプルを一般化」
たった一人の友人のコメントが「一般人の代表」になってしまっている。全く逆の話を作ってみよう。
友人と色々お話していたときに、井山名人誕生を知っていると分かって詳しく突っ込んでみたところ以下のようなお返事が返ってきました。
顔はイケメン。髪型とかツンツンしていていかにも今風の若者って印象だった。..
どうです?私が指摘した通りでしょう?一般人は井山名人にとても好感を持っているんですよ。..
都合の良いことを言ってくれる知人を一人見つけて※、「ほーら、みんな言っている」と展開する。「少数サンプルを一般化する」というよくあるトホホ論法のひとつである。この論法を使えば何でもアリ。全く論証になっていない。
※捏造するパターンさえありえる。(#1808-6 みんなが言うと思いますメソッド)
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