#1863 天皇陛下即位20年奉祝曲「太陽の国」EXILE, 秋元康, 岩代太郎
http://www.spaceshowertv.com/news/
天皇皇后両陛下の御前で、EXILEが奉祝曲「太陽の国」をパフォーマンス。この曲は3部構成の約14分にわたる組曲で、第一楽章「太陽の種」ではオーケストラが壮大なアンサンブルを演奏。第二楽章「太陽の芽」では黒の三つ揃いに身を包んだEXILEのメンバーが、命の息吹を感じさせるダイナミックなダンスパフォーマンスを披露した。第三楽章「太陽の花」は優しくも力強いバラードで、ATSUSHIとTAKAHIROが光の注ぐ幸福に満ちた国を描いた歌詞を美しいボーカルで歌い上げる。曲の披露が終わると、両陛下も大きな拍手で彼らのパフォーマンスを称えられた。
YouTube - EXILEによる即位20年奉祝曲
「太陽の花」(組曲「太陽の国」より)
http://www.youtube.com/watch?v=3yV9IUW6JG4
EXILE はすばらしい歌唱だった。空間に溶け込む自然な声質がいい。最初、「なぜ、EXILE ?」と思ったが、この歌を聞いて納得した。秋川雅史のような折り目正しい歌手よりも EXILE が歌う方が「国民全体」という感じがする。
そういえば前回は YOSHIKI (X JAPAN) だった。
天皇陛下御即位10年奉祝曲 "Anniversary" YOSHIKI(X JAPAN)
http://www.youtube.com/watch?v=O3cje6_UQWU
「ロック」に分類されるアルファベット表記の音楽家が奉祝曲を献上することには違和感があるが、それこそが最も重要な演出でもある。どちらかというと皇室とは反対の領域にいる人たち(エスタブリッシュメントが知らない人)を記念式典に呼ぶことで一体感が生まれる。
【歌詞】太陽の花
太陽は変わることなく輝いて…
そよ風に微笑みながら
ひとりひとりを穏やかに見守っている。
太陽を天皇陛下に重ねて「変わることなく輝いて」「穏やかに見守っている」と歌っている詩が玄妙だ。「太陽」は日本だけのものではないが、そこに日本のアイデンティティの一部が確実にある。
何かと批判されがちな「君が代」の代替にもなりえる歌だった。
秋元康は おニャン子クラブ, AKB48 から、美空ひばりまで何でもアリの作詞家である。幅広く多作。量は質に転化する。#1709