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hidew 2009.09.25

#1834 懲りない人 - 「碁法の谷の庵にて」風の精ルーラ氏(9)

風の精ルーラ 氏の妄言、ごまかし、インチキ、を暴く。

お題は何でもあり。

関連記事

  1. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/diary/200907020000/
  2. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002001
  3. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002002
  4. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002003
  5. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002004
  6. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002005
  7. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002006
  8. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002007
  9. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/diary/200907170000/
  10. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002008
  11. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002009
  12. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002010
  13. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002011
  14. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002012
  15. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013
  16. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002014
  17. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002015
  18. http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002016

*

hidew 2009.09.25 [1]

過去記事発掘 (2008.10) - 青臭い。支離滅裂。

#1831-24 の関連。そういえば私は風の精ルーラ氏に対して

『お怒りはもっともですが、弁護士の仕事というのはこういうものでして、…』
という言い方をすれば理解を得られやすいだろう

ということを言ったような気がする。それを検索しているとき、別のコメントを見つけた。

第一部(2007.06 #1819-23 ) と 第二部(2009.06- #1808 ) の間にも一悶着あったようだ。

橋下氏よ、この落とし前いかにつけるおつもりか - 碁法の谷の庵にて

「おおなかこなか」なるブログの主は懲戒請求はしなかったようですが、遺族が傷つくということを立論の基礎に据え、虚偽も入っているとあちこちで説明された文章をコピペ* して、告げ口よろしくTBをあちこちにやって、しまいには私に暴言を浴びせ* 、ついに訂正しませんでした。

hidew (コメント欄 2008年10月06日)

橋下氏ではなく、「おおなかこなか」の記事の件ですが、風の精ルーラさんの元々の内容に問題があります。

風の精ルーラ

本村氏は、既に一遺族の立場を超えてしまっている。犯罪被害者の会で理事をし、彼の一言一言が世論を大いに動かす。そういう立場に出てきて、彼は発言している。だとすれば、その発言の実現やその発言自体がどういうことをもたらすのか、一度でいいから本村氏には考えて欲しい。

hidew

凶悪犯罪の遺族という立場にある人間に、司法の大局を考えて欲しいなんてメチャクチャな話です。そういうことは法曹関係者やマスコミが考えることでしょう。

風の精ルーラ

不誠実な不届き者相手に耐えるほど私の堪忍袋の緒は頑丈には出来ていません。

hidew

ご自身の「堪忍袋」については余計なことを語っているのに、本村氏の堪忍袋については全く思いが至っていません。普通の人なら発狂しているかもしれない状況で、本村氏は冷静さを保ちました。もう十分です。

当時から、風の精ルーラ氏は身勝手だった。

我が身だけがかわいい「オレ様・お子様・駄々っ子」の理屈を平然と語っている。青臭い というのは全くその通りだろう。

この後、彼はこのように言う。

風の精ルーラ

本村氏が自ら発言するためにどれほど学んでいるか、考えたことはあるのでしょうか。外国まで行って死刑囚に会っていると聞きました。私の院の師匠を含め、法律家からの評価も高いです。

下記は再掲。

風の精ルーラ

その発言の実現やその発言自体がどういうことをもたらすのか、一度でいいから本村氏には考えて欲しい。

支離滅裂。

BK 2009.09.25 [2]

ルーラ氏のコメント覧に

[1] 『お怒りはもっともですが、弁護士の仕事というのはこういうものでして、…』という言い方をすれば理解を得られやすいだろうということを言ったような気がする。

そうですね、これはルーラ氏のコメント覧に書かれたと思います。頭にこの一言を付けるだけで違う・・・というようなことを。
あの頃はほとんど弁護団を批判されていませんでしたよね。

hidew 2009.09.25 [3]

下手な人間にはしゃべらせる

hidew

気に入らない言論に対して、「やめろこの野郎」なんて言う必要はない。

風の精

その通りである。
「ホンネ」と言っている。タテマエで辞めろなんていえるはずがない。
言う必要もないから、あくまでもホンネ吐露だと前置きして言っている。

ホンネでも「やめろこの野郎」なんて言う(考える)必要はない。

相手より自分の言論の方が「正しい」「力がある」と思っているなら、下手な相手には多くしゃべらせる方がよい。下手な言論は多くを語ると自滅する。風の精ルーラ氏の言論がまさにそれだ。

置碁の高等戦術に「わざと攻めさせる」という手法がある。どういうわけか下手は攻めているのに損を重ねる。

「自分の確定地と思っているところを蹂躙された」と言って怒る級位者がいる。要するに「えげつない手を打つな」というような意味合いだ。しかし、力があれば「強盗もどきの侵略」「インチキくさい手」は全く怖くない。逆に「勝利を確定させるチャンス」でもある。

反対言論に「やめろ、だまれ」という本音を吐露してしまうのは囲碁で「インチキくさい手を打つな」と言うようなものだろう。「弱すぎてとがめられないので、お手柔らかにお願いします。えげつない手は勘弁してください」という意味だ。専門家としては情けない態度だが、シロート同然の彼が「やめろこの野郎」と言わざるを得ない状況を少し斟酌することにしよう。彼がシロートらしく振る舞うのならば。

hidew 2009.09.25 [4]

駄々っ子のヒステリー

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002014

バッシング同然の、ルールも知らないでの言論批判が「加害行為」になるということはとっくのとうに明らかにしているのだが。

具体的にその「明らかにした」部分を引用(URL付記)して欲しい。

風の精ルーラ氏は、最初から「分かってないことは明らかだ」と叫び続けていただけであろう。「明らかだと叫び続けること」が、彼にとっては「明らかにすること」なのだろうか。

光市事件の被告・弁護団に関して私が言ったのは「あまりに愚かな弁明だ。弁護団は一体何をやっているのか。世間が怒るのは当然だろう」という内容だった。途中で彼が「弁護団は悪くない。責任はない」と言い張るので、「はいはい、弁護団はスピーカー(単なる代弁者)で、内容の全責任は被告にありますね」という形に修正している。

彼は少しでも自分の気に入らないことがあるとそれを侮辱だの加害行為だの針小棒大に言ってヒステリーを起こす。それこそ駄々っ子と言うべきだろう。

BK 2009.09.25 [5]

これ本当ですか

#1831-23
映画『それでもボクはやってない』
(裁判官が)無罪を出すというのは警察と検察を否定することです。つまり国家に楯突くことです。そしたら出世はできません。しょせん裁判所も官僚組織ですから組織の中で評価されたいと考えるのが人情でしょう。被告人を喜ばせたって何の得にもなりゃしない。.. 無罪判決を書くにはたいへんな勇気と能力が要るんです。

ルーラさんはあの映画の中に出てくるこの言葉をどう思われますか?
裁判官が、無罪を出すと検察を敵にすることになるから・・・出世の妨げになるし・・・有罪と書いた方が無難かなあ ・・・
なんて考えながら有罪無罪判決を考えている、決めているなんて恐ろしい話だと思いますが。

hidew 2009.09.25 [6]

Re: これ本当ですか

弁護士としての実務経験もない風の精ルーラ氏に「官僚機構の歯車として働く裁判官の深層」など分かりません。彼はタテマエ 100% で「そんなことあるわけがない」と答えるでしょう。
関連: #1819-22 , #1819-39 , #1819-55

シロートでも分かる冤罪が何件も発生している事実が状況証拠になると思います。

hidew 2009.09.26 [7]

あの頃と今

[2] あの頃はほとんど弁護団を批判されていませんでしたよね。

あの頃も今も私の意見はそんなに変わっていないと思います。

「愚劣な弁明だ。(アドバイザーとしての)弁護団は何をやっているのか」

これに対して

「被告が言い張ったのだから仕方ない。弁護団も被告と世間の板挟みで大変な仕事なんですよ」

と返ってきたのなら、それ以上弁護団に向けて何かを言うことはないでしょうね。(ref.#1831-8 楕円の論理)

私の批判は最初から、光市事件の弁護団ではなくて、風の精ルーラ氏(純然たる第三者の立場にも関わらず、下手なタテマエ論を言うことしかできないこと)に向いています。

hidew 2009.09.26 [8]

説明できる場合、できない場合の対応

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002014

ちなみに、「あの教授」については既に過去記事で明らかにしている。土本武司教授だ。誰と問われれば答えたけど。

説明できる場合にはきちんと具体名が出てくる。

彼がトホホな言動に一貫性を持たせるなら次のように言うべきであろう。

「あの教授」については既に過去記事で明らかにしている。
過去記事も読んでいない悪質教えてくんに説明する気はない。

ところで、どの過去記事で明らかにしているのだろうか?

彼はいちいち聞かれないと説明しない。説明できる場合とできない場合で対応が違う。(説明できない場合は「悪質教えてくん」呼ばわりで責任転嫁 する)

「あの教授」や「過去記事」の具体的内容(URLだけでよい)なんて人に問われる前に示すべきことだろう。

関連

#1831-21 「某有名教授」の「ものすごい実績」
#1826-18 思考の弱さを知識で補う?

BK 2009.09.26 [9]

犯罪じゃないですか?

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

本来無罪なのに有罪判決を書くのが問題外であることは言うまでもないですが

その問題外のことをやる裁判官が多数いるのではないかな?そりゃとんでもない大問題だということです。

あなたがよく担ぎ出す木谷裁判官

よく担ぎ出すって、足利事件だけでしょう?他に何か?サンデープロジェクトでしばしば発言されていたから、あの方の発言を紹介していたんですけども。

できのいい判決を書く、できの悪い判決を書く という表現は試験の答案じゃないんだから違和感がありますよ。
間違った判決、間違ってない判決かが問題なんですよ。

そういったできのいい判決を書いてきた木谷裁判官は、東京高裁部総括判事、最高裁調査官と超エリートコースだったわけです。

例えば一般プロ棋士の問題を話しているときに、木谷実九段、呉清源九段のことを言われてもねえ・・・例外的存在だから。

在学中に旧司法試験(合格率2%)に合格した超秀才の裁判官でも、自分の良心と信念に従って有罪証拠不十分と思ったら、無罪判決を出し続けた裁判官は、定年まで平の裁判官で終わったそうですよ。(思い出したらURL紹介します)

無罪だから、検察に喧嘩売ったから

無罪判決を出すのは検察に喧嘩売ったことを意味する、というのが驚きなんですよ。
検察と喧嘩したくないから、有罪証拠不十分と思っても有罪判決を言い渡す、なんてもう犯罪だと思いますけど。

hidew 2009.09.26 [10]

誇張癖

風の精ルーラ氏はわずか1、2回のことに対して「よく担ぎ出す」「大好きな」という余計な修飾をする。

  • (BK氏が)よく担ぎ出す木谷裁判官 [9]
  • (hidewが)大好きな足利事件 (ref. #1808-11 , #1809-15

事実を正確に捉えて表現する能力がないことの例証である。

「言葉だけ強めて内容が伴わない」というのは彼の言論の特徴だ。

「大好きな足利事件」という表現については、そのセンスの悪さを既に指摘した通りだが、1回だけ言及した足利事件 #1793 について、「大好きな」という言い方をされるのも違和感があった。例えば鳩山邦夫という人物の問題行動に関して私は複数回言及している。鳩山邦夫嫌悪という強い関心」を皮肉って「大好きな鳩山邦夫」という表現に言い換えるのならば、レトリックとしてはありえるだろう。

彼の場合、最初に事実誤認をしているから、後で表現をいじっても無意味だ。

なぜ私は棋士に研鑚を求めるのか - 碁法の谷の庵にて

棋士は碁に勝たなければならない。誰が相手でも、神や悪魔が相手でもである。

論争の発端 #1805 となったこの文章も、彼の誇張癖が災いしたのだろう。

神や悪魔が相手でもなんて全く言う必要のないことだし、研鑽という言葉も大げさだ。#1798-5 彼は「研鑽の義務」という言い方もしていた。法律を勉強していながら、義務という言葉の重みも全く分かっていなかったのである。#1790

BK 2009.09.26 [11]

大好きな

以前、映画「それでもボクはやってない」を紹介したときも
ルーラ氏に「あなたの大好きな痴漢事件」と言われちゃいました
痴漢事件にしか興味ないんでしょ?という皮肉のつもりかな? と当時は思ったんですが、
足利事件も「大好きな」と言うところをみると、そうでもなかったんですね。
相手に何か皮肉を言いたいな・・・という気持ちがあるときに「大好きな」が出るのかな?と思いました。

BK 2009.09.26 [12]

異常な有罪率の理由

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

そちらの引っ張ってきた人物を使って、こっちの出した例だけ「例外」?なんてずるい言い草でしょうか。

引っ張ってきたと言われますが、私が木谷氏の意見を紹介したのは、足利事件でのDNA再鑑定問題、裁判所のアンケート無視の態度に対する苦言でしたよね。
つまり、木谷氏のように特にすぐれた元裁判官はどう考えるか、を紹介したんですよね?傾聴に値するわけですから。
囲碁の問題を囲碁の名人がどのように考えるか・・の紹介ですね。

ルーラ氏が言われたのは、無罪判決を多く出した木谷氏でも出世できたのだから、無罪を多く出した裁判官が出世できないことはないのでは?ということですよね。
囲碁の特別天才が名人位を取ったからといって他の多くの棋士も取れるのでは?とは言えないでしょうと私は言ったわけです。
なんかずるいですか?

別に、検察の主張を認めないって言っているだけですから、ケンカを売ったのと同じじゃないですか?もちろんそれは当然の職務ですが。

裁判官は検察の主張と被告人、弁護人の主張を聞いて、独自に判断して判決を出すのは至極当たり前だと思っていたら、検察官の出す証拠や主張に疑問が残るから「無罪」を言い渡すのは、検察官に喧嘩を売る行為、ひいては裁判官も出世できない、という現実に驚愕するわけです。
そんなこと一般市民は夢にも思っていないと思いますよ?

検察官に喧嘩売りたくないから、自分は出世したいから「無罪」は言いたくないなんて・・・
裁判の有罪率99% 、痴漢事件では99・9%「有罪」 否認事件でも97%「有罪」という異常な「有罪率」理由がわかりますね。
無罪の人がどれほど大勢有罪になっているのか・・・想像できないくらいです。恐ろしいことです。

BK 2009.09.26 [13]

信用できるか精密司法

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

日本の極めて高い有罪率の理由については前にも説明したはずなのですが。

検察の「精密司法」の成果だ。との説明でしょう?
警察、検察の取調べ可視化、検察の証拠開示義務、などが法制化されないと検察の出す証拠や主張そのものも完全には信用できません。
もちろん、司法取引なども取り入れるべきと思います。

hidew 2009.09.27 [14]

色眼鏡の投影

[11] 相手に何か皮肉を言いたいな・・・という気持ちがあるときに「大好きな」が出るのかな?

そうだと思います。

もう一歩踏み込んで「痴漢冤罪」や「足利冤罪」について、風の精ルーラ氏が「大好きな」というトンチンカンな皮肉を言ってしまうのはなぜか? を考えてみます。

彼の「光市事件」に関する執着は凄まじいものがあります。彼のブログはこればかり書いている。足利事件は(司法関係のブログにとって)重要な話題であるにも関わらず彼はノーコメントでした。つまり、興味・関心が極端に偏っているということです。

光市事件に偏向した立場で平均的なコメントを見るとこうなります。

  • 「光市事件」 → 言及過少 → 「もっと調べろ」
  • 「足利事件」 → 言及過多 → 「大好き」だから(という皮肉)

「足利事件」や「痴漢冤罪」について言及される理由が彼にはよく分からない。そこで彼はこう類推します。(自分が光市事件について言及するのは『大好き』だからだ。他者が足利冤罪、痴漢冤罪について言及するのも同じ理由に違いない。)

余談

そういえば以前、NHKに入局した東大卒の女子アナを必死に貶す人物がいました。#1748 「学歴偏重」「学歴コンプレックス」という色眼鏡をかけている人間は、学歴が関係ない場合まで、ついうっかり「○大卒のくせに」とか逆に「中卒のくせに」と言ってしまいます。

BK 2009.09.27 [15]

30だけでは分からない

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

木谷裁判官などは、無罪判決を30以上書いたと聞いていますが、・・・東京高裁部総括判事、最高裁調査官と超エリートコースだったわけです。・・・木谷氏の存在は有力な反証ですよ。

無罪判決30というのが多いのか少ないのか分かりません。全部で何件のうち30なのか、裁判官の平均はどのくらいか、それが示されないとさっぱり分かりません。

大勢の司法関係者、冤罪被害者から取材したという周防監督の方を今は信じます。

hidew 2009.09.27 [16]

【誤】特殊例の一般化

関連:[12]

一部の特別な事例を説明することで全体(一般)を語ったような気になってしまう。よくある誤りのパターンである。

  1. 木谷明元判事は無罪判決を書いても出世した。
  2. (ゆえに)判決内容と出世は関係がない。

今回は 1.にそれなりの根拠(事実)をもってきたという点が、風の精ルーラ氏にしてはよくできた点だ。少し前まで、「妄想した世論」や「匿名の法律家」を 1に持ってきて、そこから敷衍して自分に都合の良い「結論」を導くという、何から何まで間違っているインチキ論法だった。

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

そちらの引っ張ってきた人物を使って、こっちの出した例だけ「例外」?なんてずるい言い草でしょうか。

  1. BK「木谷明氏は『特別』に気骨のあるコメントを出した。」#1819-18
  2. 風「木谷明氏は出世した。判決と出世は関係ない。」
  3. BK「木谷明氏は『特別』。『一般』化するな。」
  4. 風「同じ人物を語っているのに区別するのはずるい。」

予備知識を確認する手間が省けるので、同じ人物について語ることはいいだろう。しかし、内容的に 1. と 2. はほとんど関係ない。BK氏が「事象Aの特別例」として引っ張ってきた人物を、風の精ルーラ氏は「事象Bの一般例」として用いている。

  • 事象Aの特別例
  • 事象Bの一般例

BK氏は最初から例外的な位置づけで(法曹関係者なのに誤りを率直に認めることができる)木谷明元東京高裁判事を紹介しているのに、風の精ルーラ氏は別の話で都合良く一般例として利用しようとしている。「同じ人物について語っているのだから、区別するのはずるい」というイチャモンはピント外れにもほどがあるだろう。

彼はお粗末にも「同じ人物について語っている」というただ一点を抽象している。以前から同様の傾向がある。思考の次元が低すぎる(考慮すべきパラメータ=要素数が少ない)上に、着目するポイントも外してしまうのだ。

光市事件での一面的な言説も「刑事弁護のタテマエ」という一点しか考えられない次元の低さに起因しているのだろう。

BK 2009.09.27 [17]

映画の言葉は事実だろう

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

冤罪被害者から聞いても分からないんじゃないですか?・・・裁判所の人事担当に聞かないと…

大勢の司法関係者、冤罪被害者から取材したという周防監督の方を今は信じます。
というのは、そのように多くの取材をして製作され、「司法関係者は特に観てほしい」と監督が言ったほどの自信作だから、映画の中のこの言葉はたぶん事実だろうという意味です。

(裁判官が)無罪を出すというのは警察と検察を否定することです。つまり国家に楯突くことです。そしたら出世はできません。しょせん裁判所も官僚組織ですから組織の中で評価されたいと考えるのが人情でしょう。被告人を喜ばせたって何の得にもなりゃしない。.. 無罪判決を書くにはたいへんな勇気と能力が要るんです。

hexagoban 2009.09.27 [18]

今朝のサンヤツから

新聞に以下の書籍の広告が出ておりました。

<法学書院 木山泰嗣先生の本>
『弁護士が書いた 究極の文章術-誤解無く読み手に伝える書き方のヒント28-』
『弁護士が書いた 究極の思考術-あなたの論理的思考力がアップする「二項対立」の視点15-』

出版社は、”弁護士が書いた”という言葉を付けると売れるだろうと考えているようですね。

BK 2009.09.27 [19]

私の愚痴

一般の人というか、裁判の実態や弁護士の実態を知らない人は、”弁護士が書いた”というだけで頭の良い人、賢い人が書いたウソは無いだろうと信用するでしょうが、

私の経験では、弁護士の書いた文章を読んでいると「裁判官をいかに上手に騙せるか 」だけ考えて書いた文章に思えました。嘘八百をいかに裁判官に信用させるか・・・という感じですね。
(アホな裁判官はそれを信じるんですよ。思考力ないのか?と思いました)
(これは1回私が経験した感想ですので、悪しからず。愚痴のようなもので失礼しました)

BK 2009.09.27 [20]

周防監督、映画制作の動機

周防監督がこの映画を製作しようと思った動機は、冤罪被害者の声を聞き、司法関係者やいろんな人からも聞いているうちに警察、検察の実態、裁判の実態を初めて知り、

こんなことがあっていいのか!!! 」という驚きと怒りのようなものが沸いてきて
この事実を世に知らせなければ!!
というのがあった。とテレビで言われていたのを今思い出しました。

hidew 2009.09.27 [21]

「究極の…」

[18] 出版社は、”弁護士が書いた”という言葉を付けると売れるだろうと考えているようですね。

何か意味深なコメントですね。

「究極の…」という煽り文句もうさんくさい感じです。

BK 2009.09.28 [22]

無意味な冤罪率の数字

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

おそらく今の日本の裁判において、冤罪率 は先進国では特に低い部類だと思いますよ。ボカスカ起訴して陪審に任せるアメリカやイギリスとは確実に違います。

その冤罪率というのはどういう統計でしょうか?冤罪と明らかになったものだけなんでしょう?

例えば痴漢事件では1000件に1件しか無罪はありませんが、有罪とされた999人の中にどれほど多くの冤罪があるのか
想像もできないほどです。

電車内で携帯で大声で話している女子高生に注意しただけで、その腹いせに「この人痴漢です」と言われて逮捕される。
おとなしそうで真面目そうな公務員風の人を狙って、いきなりネクタイをつかんで「この人痴漢です」と叫ぶ。

そんな無実の人がほとんど全部有罪にされているのが現実ですから、冤罪率の意味は無いと思います。

hidew 2009.09.28 [23]

高い有罪率の意味

[12] 「異様に高い有罪率」が裁判官を思考停止に導いている。

民間だと、わざとダミーの誤りを入れて、チェック機構をチェックすることがある。例えば、プログラムのバグ(不具合)をチェックする仕事の場合、発注側が意図的なバグを入れておき、それが指摘されるかどうかでチェックの有効性を判断する。校正の仕事も似たようなものだ。わざと誤字脱字を入れておいて、それを指摘できなかったら、チェックそのものに問題があると判定する。チェックする側に緊張感がある。

ところが、警察・検察・裁判は違う。お役所全般に言えることだが「無謬」「有罪」など物事が一方的に進んでしまう。

「起訴して無罪になる」ことがまるで検察の失敗であるかのように考えられていて、確実に有罪にできる案件しか捜査・起訴しないということをやっている。逮捕されれば、ほぼ「罪人」扱い、起訴されれば「罪人」確定というのが日本の現状だろう。

裁判官は検察の追認をするだけ。有罪・無罪を実質的に検察が決めているのである。裁判官が堕落するのは当然だ。

hidew 2009.09.28 [24]

低い冤罪率の意味

http://plaza.rakuten.co.jp/igolawfuwari/002013

おそらく今の日本の裁判において、冤罪率 は先進国では特に低い部類だと思いますよ。ボカスカ起訴して陪審に任せるアメリカやイギリスとは確実に違います。

冤罪率が低い英米と違うから何だと言うのか。

彼の論考は「意見だけあって根拠を示していなかったり」「事実だけ示して何の意見もなかったり」という具合でとにかくお粗末。「察してくれ」という甘えが強すぎる。

BK氏の指摘[22] にもあるが、「冤罪率が低い」というのは一体何を意味するのだろう。
冤罪の発覚を恐れて「DNA再鑑定を拒絶する #1808-9 」「怪しげな死刑執行を急ぐ #1826-11 」ということなら、冤罪率が低いのはむしろ恥ずべきことである。

神の視点で「冤罪率が低い」ということを言っているなら「有罪になるべき罪人が無罪になってしまう」という過失も合わせて考える必要がある。極端なことを言えば、全ての容疑者を無罪に扱えば、冤罪発生率も 0% である。

「冤罪」は定義からして曖昧だ。法務大臣でさえ恣意的に使っている。#1636 志布志事件が冤罪ではないなら、冤罪が少ないのは当たり前だ。

語義・用法はともかく「誤りを認めて反省する。謝罪する」という態度が大事である。法曹関係者の場合、(ミスが非難されるのと同時に)ミスを認めない態度 #1819-15 も糾弾されているのだと認識すべきだろう。「ミスを一切認めず言い逃れる」という習性の風の精ルーラ氏には通じない話だと思うが。

BK 2009.09.28 [25]

無責任裁判官

裁判官は検察の追認をするだけ。有罪・無罪を実質的に検察が決めているのである。裁判官が堕落するのは当然だ。

裁判官が絶対に謝罪しないのは、「自分たちは検察の捜査を信じただけなのに、なぜ責められなければならないのか?」という意識しかないのかもしれませんね。自分たちが独自に判断したわけではない、検察官を信じただけ。という無責任極まりない意識が染み付いてるのかも。
公務員最高額の月給300万円ももらってるくせに。

BK 2009.09.29 [26]

「先生」「さん」

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041218#1103376575

私の感覚としては、「先生」が呼びやすければそれで良く、また、「さん」付けで呼んでもらっても全然構わないし、自然な流れの中でぎくしゃくしなければ、それで十分だろう、と思っています。「先生」と呼ばれるから偉い、といった感覚は大間違いだと思っています。ただ、弁護士の中には、かなり自己肥大化した尊大な人もいるので、そういう人に対して、「さん」付けで呼ぶと、嫌がる可能性はあります。そういう弁護士は、法曹人口が激増する中で、ネアンデルタール人のように次第に減少し絶滅して行くのではないかと思いますが。

弁護士はお互いを「先生」と呼び合うのですね。私は○○さん、とか○○弁護士はおられますか、と言っていますが、この記事を読むと「さん」ではいけない弁護士もおられるようですね。
やはり相手に尊大さを感じたら「○○先生」と呼んだほうが無難かな・・・

hidew 2009.09.30 [27]

「先生」という「便利ワード」

自己肥大化した尊大な法律家に遭遇してしまった場合、「先生」と言って形だけ持ち上げておけば無難です。うっかり持ち上げるのを忘れてしまうと、一連の口論のようになります。

「先生」という呼称は「太鼓持ち」「社交辞令」というニュアンスが鮮明になりすぎていて嫌がる人もいますね。

黒木のなんでも掲示板:利用上の注意 - 「先生」の使用禁止
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban ..

仲間内で使う時は「いよっ!大将!」みたいな軽い響きです。

「先生」と言われて苦笑する人はいても、不快感まで表す人はごくわずかですので、困ったらとりあえず「先生」と言ってみるという方針でいいと思います。

関連

BK 2009.09.30 [28]

裁判官の存在意義は?

  1. BK:裁判官が絶対に謝罪しないのは、「自分たちは検察の捜査を信じただけなのに、なぜ責められなければならないのか?」という意識しかないのかもしれませんね。
  2. ルーラ:検察を信じたからなんて、言い訳になると思っている裁判官はどこにもいないでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041230#1104403499

日本の場合、裁判所は、「真実を解明する場ではなく、「検察庁が解明したと考えている真実を、チェックする場」になっている。ただ、日本の場合、有罪率が極めて高く、法廷で検察官が提示するものは、ほとんど間違いなく真実、という一種の刷り込み、思い込みが裁判所を支配しているし、裁判所自体に、法廷で徹底的に審理を行って真相を解明する、という機能も意欲もない ・・・

検察の捜査の結果を真実と思い込み、真相解明の機能も意欲もない裁判官、ということなら判決が間違ってたって謝罪などする気も全く起きない堕落した裁判所ということですね。
裁判官の存在する意味はあるのですか。

hidew 2010.07.22 [29]

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