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hidew 2009.08.01

#1818 サイエンスZERO - ヒトの脳の謎に迫る

考えるから人なのか?
人だから考えるのか?

サイエンスZERO 267 ヒトの謎に迫る(10) 1400gのミステリー・脳の不思議

最新の脳画像技術は脳の微細な違いを捉えることを可能にし、直感が働くときの脳の変化までも解き明かそうとしている。理化学研究所で行われている「将棋プロジェクト」は、アマチュアとプロの棋士の脳を調べ、一瞬の直感、いわゆる“天才脳”の姿を明らかにしようという試みだ。このプロジェクトには羽生名人も協力している。解析の結果、アマチュア棋士は前頭連合野と呼ばれる大脳新皮質が活動するが、名人と呼ばれる棋士になるほど、原始的と言われる奥深い部分も活動することが浮かび上がった。このことから“天才脳”には習慣的に繰り返してきた努力が不可欠であることがわかる。またヒトは一見、合理的ではないような行動をとることもあるが、そのような行動を、脳内メカニズムから解明しようという新たな試みも始まっている。その実験の結果、ヒトが合理的な判断をしようとしても、脳が先んじて合理的ではない行動をとらせる可能性があることも示されている。
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ヒトの最大のフロンティア、脳の不思議に迫る。
【出演】安めぐみ、山田賢治アナ、黒崎政男(東京女子大学教授)田中啓治(理化学研究所)

またしても羽生善治名人が、脳科学番組の実験台になっていると思ったら、少し前に放送された「追跡 AtoZ 脳の秘密 - 羽生名人の思考」のスピンオフで作られたようだ。内容的にも似たようなことを繰り返し言っていた。

人とは 自分を訓練する存在 である。 (田中啓治氏)

直感の謎に迫る。

将棋プロジェクト

習慣的な運動の記憶 に関わる大脳基底核の活動が、プロ棋士にだけ見られた。

羽生「将棋の場合はダメな選択肢が圧倒的に多い、可能性のある選択肢を一目で見つけられるかが重要」

不合理な行動?!

  • 目先の利益に誘惑される心理。
  • ひとりの人間の損益判断には、複数のモノサシがある。
  • 脳では全体の四分の一のエネルギーを消費している。
  • 目の前にある現実をとるのが合理的か。
  • 将来の可能性をとるのが合理的か。

囲碁で言う「実利派と厚み派」みたいで面白い。

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