#1802 河村たかし名古屋市長「市民税10%減税」
河村たかし名古屋市長の政治姿勢は小泉純一郎元首相に通じるものがある。金に恬淡、権力は政策実現のために必要だが、私腹を肥やすためには使わない。政策的に言うべきことは一人でも言う。そういう姿勢は国会議員の時から一貫している。河村氏が支持されるのは減税を言ったからでも、民主党が推薦したからでもない。
asahi.com(朝日新聞社):「減税言うだけで…」自民・細田氏発言に河村市長カチン - 政治
自民党の細田博之幹事長は13日、名古屋市内のホテルで開いた講演会で、市民税10%減税を掲げて当選した河村たかし市長について、「言うだけで人気を得て当選すればいいってもんじゃないことを嫌と言うほど知っていただくことが大切」と痛烈に批判した。
言うだけで人気を得て当選すればいいってもんじゃない
と言っている細田自民党幹事長の方が臭う。実は自民党こそ、そういう発想で選挙を戦っているのだ。口先だけで人気を得て当選すればいい。自分たちがそうだから、河村市長も同じだと思ってしまったのだろう。
「市民税10%減税」の意義は
- (歳出抑制)無駄遣いされている支出を一回絞る
- (経済効果)税金が安ければ、人が集まる
口だけ「無駄遣い撲滅」と言っても、厄人は「完全に無駄な事業などない」と言って抵抗する。だから減税で元栓を閉めてしまう。
税金を下げて人を呼び寄せるのは、ディスカウント店の安売り競争と同じで、他の自治体も同じことをやると消耗戦になるが、まだ、そういう心配は無用である。