#1741 オバマ大統領「ボーリングのスコアは129。知的障碍者のよう」
CNN.co.jp:オバマ氏、異例のトークショー出演 冗談飛ばし、経済政策説く
大統領は番組のギター奏者のスーツなどを茶化した後、ボウリングが極めて下手であることを白状。ホワイトハウスにあるボウリング場では得点が「129」だったことを明かし、「技術は(知的発達障害者の)スペシャルオリンピックス程度のもの」と続けた。
オバマ米大統領、ボウリングのスコア悪く「まるでスペシャルオリンピック」 - MSN産経ニュース
オバマ米大統領は19日、NBCテレビの人気トーク番組に出演し、ホワイトハウスにあるボウリング施設を利用したがスコアは思わしくなく「(知的障害者のスポーツ大会)スペシャルオリンピックス(SO)のようだった」と笑いながら述べた。
大統領は番組収録後、直ちにSOのシュライバー会長に電話で謝罪した。
会長は「大統領は『知的障害者に屈辱を与えるつもりはなかった』と表明した。非常に誠実な対応で、SOの選手をホワイトハウスに招待する用意があるとも話した」と述べ、謝罪を受け入れた。(共同)
この失言は悪質で、「○○するつもりはなかった」と言えばすむ問題ではない。
包丁で人を突き刺した殺人者が「殺すつもりはなかった」と言って謝罪してもダメなのだ。「包丁でネギを切っていたら、人が飛び込んできた」という事実でもない限り、言い逃れができることではない。
オバマ氏の発言は「つもりがあった・なかった」に関係なく、そのものが不適切である。下手な言い逃れはしない方がいいだろう。
麻生首相の「アルツハイマーの人だって分かる」といい、なんでこう無駄に罪深い軽口を言ってしまうのか。
ボウリングのスコア悪く「まるで○○のようだった」
「練習しているけど、スコアは 129 」ではオチが弱いと思ったのだろうか、よりによって、病気、障碍を○○に入れるのは最低だ。
スコア129程度のボウリングはそんなに下手と言えないところが微妙である。ジョークは間違いなく下手だけど。
- 「練習しているけど、子供に負けそうだ」
- 「左手では下手だけど、右手は上手いかも」
軽口をたたくなら、これくらいが無難だろう。
囲碁でも下手な人は「ここだけは打ってはいけない」というところに打ちたがる。一手パスよりひどい悪手を打てば、十の妙手を打っても挽回できなくなる。軽妙なジョークを狙って、悪質なジョークを言ってしまうくらいなら、くそまじめに平凡な答えを返すべし。
平凡は妙手にまさる。 (大山康晴)
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オバマ大統領の発言は普通の人でも軽いジョークとして言いそうな台詞だ。
言わない。
そもそも、ジョークとして面白くないから。
「悪質な失言後の迅速な対応」を褒めても仕方がない。「殺人を犯した模範囚」みたいなものだ。