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hidew 2009.03.01

#1733 KGSで打ちたい相手、打ちたくない相手。

KGS でなんとなく嫌われているタイプ、行為

  • チーター - 死石指定で不正を働く。
  • エスケーパー - 敗勢になると投了しないで逃亡する。
  • マッター - ポカの Undo(打ち直し)を要請してくる。
  • ゲスト - アカウント未取得(KGS は使い捨てメールアドレスさえあれば簡単に取得可)
  • へにょらー - 上手とばかり打ちたがる。(~印がつくことから)
  • ? はてな - ランク未確定者

メンタル面が弱いプレーヤーは良いお客様

png 9775 byte エスケーパーやマッターのような人たちは碁の技芸以前にメンタルが未熟なので、挑発しても崩れるし、持久戦に持ち込んでも崩れる。ラッキーパンチをくらって非勢に陥っても、彼らが相手なら逆転は可能だ。

あいさつをしない人もメンタルの未熟さを晒している。(KGS で必要なあいさつは hi と thx だけ。) 常にあいさつをしない人は愛想がないだけかもしれないが、「負けたときだけあいさつをしない」というタイプの人は、良いお客様である。

へにょらー(~ 上手とばかり打っている人)

へにょらーは「上手のリソースを占有する」というような理由で、好ましくないとされているが、「下手とばかり打ちたい」と思っている上手もいるわけで、案外バランスがとれているんじゃなかろうか。「教え魔」と「教えて君」が出会えば、うまくいく。

そうは言っても、対局相手の偏りは当人にとって、良くない影響があるだろう。私が観察した限り、へにょらーには、攻めてばっかり、守ってばっかりの偏狭な棋風の人が多いような印象がある。

一昔前、野村克也監督が新庄選手にピッチャーをやらせて話題になった。曰く「投手心理を実体験として知ることで打撃が変わる」

へにょらーも「上手心理」というものを知れば、白の虚勢にびびって卑屈になったり、挑発にのって乱暴してしまったり、ということが減るのではないかと思う。

へにょらーの別形態と思われるのが、置石を減らして挑戦してくる相手である。自信があるのだろう。たしかにランク以上の力はありそうなのだが、しかし、そういうタイプにありがちなのは、肝心なところでずっこけるポカである。読みが雑なのだ。ポカがなければ強いが、必ずポカる。要するに「強くない」(=ランク通りの実力)。「自分のランクを受け入れられない」「一発勝負であわよくば飛躍」という考えに、現状認識の甘さと焦りがにじみ出ている。碁は形勢判断を誤っても負けるし、焦っても負ける

マッター(打ち直しを要求する人)

KGS ではクリックミスの場合に打ち直しができるよう Undo 機能がついている。相手にUndoをお願いして、それが承認されれば手戻しが可能だ。それを悪用していわゆる「マッタ」をしようとする輩を便宜的に「マッター」と称する。

私は「ポカ」と「ミスクリック」の区別がつかない Undo要請 は断ることにしている。もし仮に純粋なミスクリックで、たまたま偶然、ポカのような場所(囲碁の着手としてはありえるが、大悪手)に打ってしまったとすればそれは運が悪いのである。

マッターの傾向として、「ミスクリックなんだよ。信じてくれ」と食い下がり、挙げ句の果てに「おまえはそんなに勝ちたいのか」と自分のことを棚に上げて、暴言を吐いたりすることがある。そういうことになったとしても淡々と局面を進行すればよい。「相手がうるさいから」とか「Undoしても勝てそうだから」とか思って、Undoを認めてしまうとマッターがつけあがる。

逆に「いかなる Undo要請もしない」と決めている潔癖な人もいて、「ゲームを台無しにするようなミスクリックの時は、Undoすべき」と言いたくなることもある。

Undo(打ち直し)もいろいろである。

?(ランク未確定者)

KGS 誰もが一度は通る道。ハンドルを頻繁に変えるプレーヤーに問題児が多いという傾向はあるものの ? である限り推定無罪でなければならない。?(ランク未確定者)が嫌われて、なかなかデビューできないのが、KGS の数少ない問題点である。

? との対局は某サークルでやっていた仮面武道会(素性を明かさず対局する)のような趣がある。追跡調査するとおもしろい。先入観がないと碁の内容が変わる。「8d だと知っていたらもう少し遠慮した」とか「2k の実力しかない人に戦いで譲歩しすぎ」とかいろいろなことを思う。

事前に情報量の差があるため、自分に不利な気がするが、実は普通の相手より勝ちやすい。? の半分くらいは背伸びをしている。

個人的にできれば打ちたくない相手。

エスケーパーでさえ Welcome な私ができれば打ちたくない相手が、冷静沈着で礼儀正しくランクが安定している人である。png 1086 byte (半分冗談、半分本気) メンタル面が強い人は、エスケーパーの裏返しで、着手が安定している。明鏡止水の境地で打たれたら、私のような碁は苦しい。

あと、当たり前だが、ゲストと打つのはやめた方が良さそうだ。KGS は使い捨てメールアドレスひとつでアカウントを取得できるのだから、ゲストであること自体が、何らかの危険信号を発している。それを覚悟の上で受けてみると「やはり」八割近くが異常な対局になる。とくに萎えるのがルールも分かっていないレベルで、ただ漠然と石を転がしているだけの人(一時期、イスラエルクライアントに多かった) 一体何をしたいのかと思う。囲碁歴1時間の人でも、もう少しまともな打ち方をする。そんなわけで最近はゲストの挑戦だけお断りしている。

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エスケーパーさん、お久しぶり! - かずひろのKGS囲碁日記
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