#1701 テレビと決別する日 2011.07.24
三年後、2011.07.24 テレビのアナログ放送が終了し、地上波デジタル放送(地デジ)に移行する。
アナログ → デジタルの流れは、レコード → CD がそうであったように、利用者にも利便性をもたらすが、「美しい映像」「多チャンネル化」は良し悪しである。
映像が美しくなると、その代償として、奇怪な著作権保護機構を受け入れなければならない。また、手品の種や芸能人のシワなど、見えなくてよいものまで見えてしまう。
チャンネルが増えても、ヒット企画を真似したバラエティ番組(なんとなく語義矛盾)が増えるなら無意味である。現行でもチャンネルは多い。NHK, テレ東系, その他, の3チャンネルに統合してもよいくらいだ。
ここまで書いてきてふと思う。
そんなにテレビが見たいのか。
大食い、オカマキャラ、インチキ占い師・霊媒師、一発芸の使い回し、ヤラセによる演出、イジメまがいのお笑い、… 不快なコンテンツが出てくる度にチャンネルを変えていた。
今までテレビを見てきたのは「そこにテレビがあったから」だ。地デジとともに、アナログ停波となれば、環境としてのテレビはなくなる。これは、テレビとの縁を切るチャンスかもしれない。
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それでも「最後は30〜40万世帯が残るので通信衛星(CS)でカバーする」という。それなら最初からCSでやったらどうかというと「ローカル民放がいやがる」。
新しく地デジなんてやるより、既存の放送と通信の融合を目指す方が有意義で安上がりだ。