#1686 サミットの拡大傾向 (G7 + 1 + 5 + 3)
サミットの枠組みは、「先進国」と言ってみたり「主要国」と言ってみたりするが、内実は「自由」「民主」のイデオロギーを軸とする同盟である。ソ連や中国を牽制する意味が大きかった。
ロシアが加入して、G7 → G8 になった時点で、サミットの意義は薄れてきた。加えて、近年は拡大会合を開いたり、G8 → G13 拡大論が提案されたりする。全く異質の国家が同じテーブルにつくならそれは普通の国際会議だ。
会社でもそうだが、大きな会議ほど、くだらないことになる。有意義な議論をするための人数はだいたい 4 - 8人である。
ロシアや中国を入れてまで、拡大するなら、国連で話し合えばいいではないか。
主要国 G8 (G7 + 1)
- アメリカ
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- 日本
- カナダ
- ロシア
新興国(5)
- 中国
- インド
- ブラジル
- メキシコ
- 南アフリカ
招待国(3)
- 韓国
- オーストラリア
- インドネシア
主要経済国会合(MEM : Major Economies Meeting)
G8 + 5 + 3 = 16ヵ国
関連
- ATTACフランス (編集), コリン・コバヤシ (翻訳), 杉村昌昭 (翻訳)
- ¥ 1,890
- 作品社
- 2008/5/30
なぜ非合法な「私的会議」が世界を支配しているのか。どのようにサミットは世界を変えてきたのか。その歴史と現在。
G20 / G2
G2
アメリカ + 中国 で実質 G2 という話もある。