#1682 洞爺湖サミットと環境問題の茶番
大国の指導者の
大国の指導者による
大国の指導者のための親睦会
サミットを一言で言うならこうなる。
今回の洞爺湖サミットを政治家や官僚の立場で見れば、国際的には「環境問題で一儲けを企てるチャンス」であり、国内的に見れば「サミット利権、環境利権で税金をポケットに入れるチャンス」である。
環境問題は根本から間違っている恐れが識者によって指摘されている。そもそも「地球は温暖化しているのか?」にはじまり、「二酸化炭素は温暖化の主因なのか?」「温暖化による影響は大きいのか?」云々。
政治家はおそらく科学論争には興味がないだろう。環境ビジネス、環境利権に有利な結論を導いてくれる御用学者を重用するだけである。
サミットで環境問題を話し合ってもG8各国の経済的な利益を追求するだけで、真の環境対策にはならない。植樹や排出量取引による数字合わせは単なるゲームだ。
二酸化炭素抑制を目指すのならば、シンプルに 化石燃料を使わない 方向にもっていくべきである。幸か不幸か原油価格の高騰によって、自然と使用を控えるようになっている。実は原油高こそが最善の環境対策なのだ。
しかし、それは日本にとって、経済的不利益が大きい。そこで「原油価格を抑えつつ、原油使用を抑える(フリをする)」というジレンマに陥る。これは「道路特定財源は道路整備費だと言いつつ、暫定税率は環境対策(ガソリンを使わない→道路を使わない)に有効と言い張った」茶番劇と似ている。
今回の洞爺湖サミットは、終わってみれば「ポスター1枚1万円」という類の無駄遣いが残るだけであろう。
関連
温暖化懐疑論のまとめ - 池田信夫 blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e ..
エイズ患者400万人の治療費分=巨額なサミット経費に驚き-英紙(時事通信)
.. 洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で日本政府がかける経費が2億8500万ポンド(約600億円)に上り、3年前の英グレンイーグルズ・サミットの3倍以上に相当すると報じた。エイズ患者400万人を1年間手当てできる金額と同等と指摘している。
関連書籍
- ATTACフランス (編集), コリン・コバヤシ (翻訳), 杉村昌昭 (翻訳)
- ¥ 1,890
- 作品社
- 2008/5/30
なぜ非合法な「私的会議」が世界を支配しているのか。どのようにサミットは世界を変えてきたのか。その歴史と現在。
メキシコ湾原油流出事故は核戦争以上の危機では・・・
http://www.y-asakawa.com/Mssage2010-1/10-message34.htm
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2010/06 ..
http://diamond.jp/articles/-/8468
環境問題といえば、この事故は人類、地球生物の危機では?
この未だ流出を止められないメキシコ湾原油流出事故の大災害は、核戦争以上の地球規模の大災害になる恐れがあるのではないでしょうか。
近辺の地域にはすでに黒い雨が降っているそうですが、このままでは地球全体が「核の冬」状態になる恐れがあるのでは・・・