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hidew 2008.06.26

#1674 鳩山法相は何と返すべきだったか

朝日ミニコラムにおける死に神(#1670 )は喧嘩を売っている。鳩山法相がその喧嘩を買うのはいい。しかし 「法相は死に神じゃない」と返すのでは能がないし、パンチが弱すぎる。

鳩山法相の立場でいくつか答弁を考えてみた。

  • 「死神ではなく、法務の神と言ってほしい」
  • 「この程度の実績で 永世称号をいただくのは早すぎる。」
  • 「私など羽生永世名人に遠く及ばない。永世称号の重みを分かっているのか」
  • 「死神は凶悪犯の方だ。私はしいて言うなら『死神の死神』だ」
  • 「私が死神なら、朝日は凶悪殺人犯の守護神か」

いずれも『素粒子』と同レベルの皮肉で軽く返すのがポイント。フォークボールにはそれなりの打ち方がある。もっとも「○○は××だ」に対して「○○は××ではない」とだけ反論するのは、直球の打ち方としても稚拙である。

関連

田中真紀子「小泉首相は変人だ」
小泉純一郎「変人というのは、extraordinary(特別、非凡)という意味もある。いいじゃないか」
自民党TV-CM「永田町の変人は世の中では普通の人間だ」

「変人」という人によっては悪いイメージを持つ言葉を、うまく利用した。小泉氏は元々「変人」と言われて喜ぶようなタイプなので、冒頭の発言は貶すというより「ネタフリ」のようなものだった。

『名人に香車を引いた男』(升田幸三/中公文庫) - 三軒茶屋 別館

升田幸三「名人がなんだ。名人なんてゴミみたいなもんだ」
木村名人「名人がゴミなら君はなんだ」
升田幸三「私ですか、さあ、ゴミにたかるハエみたいなもんですね」

升田幸三伝説として語られることが多いけど、実は木村名人も上手い。鳩山法相みたいに「名人はゴミじゃない。君は何を言っているんだ!」と返していたら、三行目はなかった。

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[anonymouse] 2008.06.26 [1]

[キーワード]死神大臣(死に神大臣)

  “死神”がつくキャラクターというと真っ先に思い出すのが天本英世演じる“死神博士”である。  今回、それに匹敵するほどのキャラクターが誕生した。 “死に神大臣”である。 永