#1633 クイズ番組雑考
以前、「体の不自由、頭の不自由 」で「クイズヘキサゴン2」を批判したことがある。視聴者の優越感をくすぐって視聴率をかせぐのがテレビの常道とはいえ、あの番組は露骨すぎる。
バラエティであるから、「笑い」という要素も必要だが、解けない人への「嘲笑」を全面に押し出されるとなんだかなーと感じる。
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正直、以前の6人の回答者の一人が問題のジャンルを選択後、回答できなかった人を当てていくスタイルの方が、心理戦もアリ好きだったのだが。
個人的に、現在放映されているクイズ番組で好きなのは、クイズ雑学。.. 雑学を淡々と、クイズもテンポ良く進み、纏まったネタを仕入れることができるので良く見ていた。
個人的に、クイズ番組は新たなる雑学の仕入れと答えられることへの快感を同時に得られる点が好きだ。.. 世の中そのような人ばかりではないので、何かしらの要素が必要となってくる。できない人を笑う「嘲笑」がその一つである。
クイズ番組に加味される要素まとめ
- 知識系
- トーク系
- 家族みんなで系
- ゲーム系
- ドラマ系
- 嘲笑系
私の「クイズ番組観」と同じで共感する点が多い。
「初代ヘキサゴン」はそれなりに面白かった。「ヘキサゴン2」にも興味深いゲームはあるが、軸足は「無知を嘲笑」する点にある。問題は中学生レベルの知識を問うもので、もはやクイズ番組とは言えない。「ヘキサゴン(六角形)」という名前を引き継いだのも意味不明、羊頭狗肉。
#余談だが「六角形」「6」は、数学、工学、宗教など、様々な分野で重要。
「クイズ雑学王」は今一番面白いクイズ番組だと思う。「ヘキサゴン2」とは正反対の「博識を賞賛」する方向に向いている。良問が多い。
最近見た「クイズ・ガリベン」という番組も面白かった。事前にテーマを発表して、予習することができるという点が革新的。有名人の勉強法、ノート術を見ることができる。多少、衒学はあるものの、高度な蘊蓄は見ていて勉強になる。