#1602 物語の伏線は回収しましょう
またあれですか。伏線張るだけ張って、何も回収せず投げっぱなしジャーマンですか。
浦沢直樹はもはや漫画家なんかじゃない、単なる漫画屋だ。大風呂敷を広げ読者を煽るだけ煽り、本を売りまくったところでひたすら逃げる、この繰り返し。ストーリーを小出しに書けるという漫画のシステムを悪用した テキ屋である。「伏線は張ったら回収しましょう」という、創作の基本中の基本すら知らないド素人である。
浦沢直樹という漫画家はつい最近 NHK の番組で知ったばかりで、漫画そのものは読んだことがない。
ただ、ここで指摘されている「大風呂敷を広げ読者/視聴者を煽り、伏線が回収されないまま終了」という悪夢はよく分かる。観覧車やジェットコースターが途中で止まってしまったかのような宙ぶらりんの気持ち悪さがそこにある。
私が今見ている「LOST」というドラマは、「大風呂敷にもほどがある」というくらいスケールが大きい。シーズン１（DVD12枚）は謎を提示しただけで終わった。現在日本でレンタルできる最新作は、シーズン２であるが、伏線を回収するどころか、どんどん増えていっている。一体どこまで膨らむのか心配だ。これがなんらかの事情で中途終了した時のストレスは計り知れないと思う。
スケールの大きい漫画・ドラマは物語が完成してから、創作をはじめるべきではないのだろうか。
『チャングムの誓い』が傑作なのは、あれだけのスケールで、きちんと物語が完結したということにも理由がある。
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