#1594 衒学者の行動パターン
島谷的舞録゛: コミュニティに巣くう衒学マニア に関連して。
【衒学者の行動パターン】
- 反論しているふりをして、実は賛成している。
- 補足しているふりをして、実は便乗している。
- 専門用語、業界用語、カタカナ語を濫用する。
- 比喩のキーワードに脊髄反射して本題を見失う。
- 果てしなく脱線する、本線復帰の意志がない。
- 意味不明の官僚作文。だらだらと続く長文。
- 「あーでもない、こーでもない」という全否定
- 「あーでもあり、こーでもあり」という全肯定
私がとくに嫌なのは最後の「官僚作文」という要素である。衒学趣味とは関係がなく私は官僚作文が嫌いなのだが、衒学趣味は官僚作文になりやすい。
テーマを絞り込んで簡潔に話すと、披露できる知識の量が減ってしまうから、「あーでもない、こーでもない」とやって、できるだけ多くのキーワードを盛り込もうとする。結局、何一つ肯定することなく、趣旨のよく分からない長文ができあがる。
「必ずしも○○○○と言い切れるわけではない」
このフォーマットを使えば、何かを語っているようなフリをして、延々と知識のひけらかしが可能になる。
官僚作文には「あーでもあり、こーでもあり」という全肯定で、何一つ否定しないというパターンもある。
<例>
「年金腐敗の責任は政府にあり、厚生労働省にあり、社会保険庁にあり、自民党にあり、民主党にあり、国民にあり、…」
自らの責任を認めつつ、「みんなにも責任があるよね」というパターンで無限に希釈してしまう。
このパターンを使った衒学が、以前紹介した Winny の件 #1501 である。
「情報漏洩リスクには Winny もあれば、Share もある、'0 day attack' もある、未知のウイルスもある .. 」
こんな感じでありったけの知識を並べていけばいい。きっかけになった記事は「Winnyは危ない」というだけの内容だったんだけどね。