Amazon オススメ商品

hidew 2007.10.06

#1592 相撲はこのまま衰退すればいい

不健康な肥満体を作り出してまで行うスポーツとはいったい何なのか。

ニコラ・サルコジ (Nicolas Sarkozy) フランス大統領

「ポマードをなでつけた太った男同士が戦うことがなぜそんなに魅力的なのか。相撲はインテリのスポーツではない」

私はこの発言に反発を感じなかった。というより、共感した。

千代の富士とか舞の海とか、脂肪太りではなく、技で勝負するタイプの力士もいたが、この競技の本質は「ブクブクと醜く太った方が有利」というものだ。そこには、鍛え上げた肉体のアートもなければ、インテリジェンス(戦略)もない。ただブヨブヨの肉塊がぶつかっているだけ。※戦略はあるんだろうけど、愚鈍な肥満体が戦略の妙味を覆い隠している。

しかも、この競技は「国技」を僭称している。

日本には柔道という素晴らしい国技があって、世界に羽ばたいている。普及しすぎて遠くに行ってしまったが、それだけ普遍的な魅力を持つ格闘技ということでもある。相撲は国技ではなく、マニアックな競技として日本の片隅でひっそりと開催すればいいのだ。

今、朝青龍騒動や時津風親方の傷害致死事件などで、相撲離れに拍車がかかっている。このまま衰退すればいいと思う。

*