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hidew 2007.09.27

#1589 死刑執行の片棒を担ぐ

asahi.com:「死刑執行、自動的に進むべき」 鳩山法相が提言 - 社会

  • 大臣が判子を押すか押さないかが議論になるのが良いことと思えない。大臣に責任を押っかぶせるような形ではなく執行の規定が自動的に進むような方法がないのかと思う
  • ベルトコンベヤーって言っちゃいけないが、乱数表か分からないが、客観性のある何かで事柄が自動的に進んでいけば(執行される死刑確定者が)次は誰かという議論にはならない。
  • 誰だって判子ついて死刑執行したいと思わない。
  • 大臣の死生観によって影響を受ける。

こんな話をするぐらいなら「死刑廃止」に向けて議論すればいいではないか。

ゆんフリー写真素材集 「死刑に関わりたくない」というのは、法務大臣だけでなく、他の関係者だって同じだろう。死刑の片棒を担いでいる法務大臣が抜けてしまえば、関係者の負担はますます重くなる。

実際の死刑執行に際しては、複数の執行人が同時にボタンを押して、誰が殺したか分からないように配慮されているという。死刑制度を維持するなら、法相がボタンのひとつを押す(ハンコを押す)のは当然の責務である。ひとりでは恐くて押せないというなら、ハンコを押す人数も増やせばいい。

「死刑は誰かが適当に処理しておいてね」と言うのは法相として無責任極まりない。最高責任者なんだから、きちんと処理すべきだ。もし処理できないのならば、そんな制度を存置しているのはおかしい。

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