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hidew 2007.07.25

#1553 歴史教育の順番

日本の歴史教育は「自虐史観」だと批判されるが、現実にはそれも教えていない。当たり障りのない大昔の話(縄文・弥生)を詳説するところから始まり、「あの戦争」に差し掛かると、だいたい時間切れになる。

『たかじんのそこまで言って委員会』2007-07-22【要約】

三宅久之「歴史は近現代史から遡って教えるべき」
筆坂秀世「河合塾で実際にそれをやったら、好評だったらしい」
勝谷誠彦「結果から原因を見る方が分かりやすい」
ざこば「縄文時代、弥生時代の話は趣味でっせ。」

LittleEden 歴史(履歴 History)を見るときに「新→古」という順番に見るのは合理的だ。新しいほど重要であることが多いし、歴史は日々積み重ねられるものだから、その分何かを削ぎ落としていかなければならない。ブログ、ソフトウェアの更新履歴などは、最初から「新→古」という順番に並んでいる。

現政権は「戦後レジーム(体制)からの脱却」「教育再生」という漠然としていて内容の分からないスローガンを掲げるより、

歴史教育の順番(優先順位)を変えます

という具体案を唱えたらどうか。生臭い近現代史の方が生徒の食いつきもいいはず。

政治家や官僚は「そんな小さいことを言っているんじゃないんだ。もっと大きな改革が必要だ」と言うに違いない。しかし「そんな小さな一歩」も踏み出せないで、大きな改革の必要性を言うのは「ごまかし」以外の何物でもないだろう。

近現代史を中心に教えるというのは実はそんなに小さいことではなくて、今まで蓋をしてきた臭いものが一気に噴出するおそれがある。その時こそ、文部官僚は日頃鍛え上げた「ごまかしのテクニック」を使って対外的(主にアメリカ、中国、朝鮮)に釈明する必要がある。

関連

たかじんのそこまで言って委員会
http://www.ytv.co.jp/takajin/

2007-09-29 ビートたけしの独裁国家で何が悪い(日本テレビ)
石原慎太郎都知事「歴史は近現代史から遡って教えるべき」

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hidew 2008.05.11 [1]

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1126504.html
痛いニュース(ノ∀`):「ソ連って何?」「ナチスって何?」
“若者の活字離れ&知的レベル低下”で映画字幕業界が四苦八苦