Amazon オススメ商品

hidew 2007.07.13

#1541 JASRAC はやっぱり邪魔なだけ

#PinkMoonStudio::初JASRAC

まず、複製して販売するかしないかで値段が大きく変わる。あと、非営利団体が非営利目的でのイベント等で使用する場合は金額が半分になるようだ。複製販売しない動画などの場合、曲長一分500円ということになるらしい(端数切り上げ)また、それとは別に最低金額が決まっており1300円以下だと自動で1300円になる。
..
「へー結構安いじゃないか、予算内だなぁ」と思いつつ電話を切ろうとすると、「おまちください、市販の音源を使用する場合CD制作会社の許可が別途必要ですのでお問い合わせください」とのこと。

勉強になった。

JASRAC ってやっぱり邪魔なだけ。

曲長で一律に値段を決めるのは音楽という文化をまるで分かっていない証拠。作曲・編曲者の意向に沿って販売価格を基準にするべきだ。最低価格は著作権者が決めた1曲分が妥当。

jpg 18877 byte 「文章の引用は認める」という著作権法の趣旨も JASRAC は理解していない。「複製販売しない、低質、短時間」であるもの(要するにYouTubeみたいなもの)については、「動画の引用」だと思えばいい。無料で使わせても損失にはならないところか、大局的にはむしろプラス。

小貪大失、自分さえ儲かれば、音楽文化を破壊してもなんとも思わないのが JASRAC だ。宿主を殺しにいっているという点では寄生虫以下だと思う。

思わず、脱線してしまったけど、要するに「CD制作・販売元が作曲者の著作権料も徴収すればいいんじゃない」ということが言いたかった。窓口を一本化できないならJASRACの存在意義はない。

レコード会社もライセンスの詳細をユーザーに明示すべき。GPL や Creative Commons のようなものであってもいいし、もっと商業的なものであってもいい。

「この曲を非営利で使う場合は○円の著作権料、○円の原盤使用権がかかります」

と書いてあれば、いちいち電話しなくてもいいから、窓口業務の人件費が浮く。振り込み先を書いて「お賽銭箱」のように構えておけば、レコード会社は何もしなくていい。非営利の細々とした利用を、莫大な人件費をかけて締め付ける JASRAC は音楽文化に害を及ぼすだけだ。

関連記事

*

AFTERZERO 2007.07.13 [1]

 トラックバックはスパム扱いになってました(汗
 フィルタの精度の問題のようです。前にスパムが漏れてきたのできつめにしたせいかもしれません。

「CD制作・販売元が作曲者の著作権料も徴収すればいいんじゃない」

 これに関しては逆で無いと無理でしょう。音源が複数ある場合、音源を利用しない著作権のみの利用の際に混乱を招きますから。
 あとちなみに、JASRACにどこまで管理を任せるかも実際は著作権者が決めているようです。JASRACのデータベースを見てもらえば分かりますが、管理自体の権限も複数あってどの部分までJASRACに任すかは著作権者の選択のようです。ということは一概にJASRACばかりが悪いとも言いがたい気も今はしています。

hidew 2007.07.14 [2]

音源が複数ある場合

同じ曲を、別々のレコード会社から出す場合があるってこと?
ありえなくはないけど、レアケースだと思う。
JASRAC が原盤使用料を一括徴収するのでもいいから、窓口はひとつにして欲しいよね。今みたいに縦割りで、嫌がらせのように煩雑な手続きにしていたら、「隠れて使う」か「曲の使用を諦める」かということになって、誰も得をしない。

管理自体の権限も複数あってどの部分までJASRACに任すかは著作権者の選択のようです。

そうだったのか。
値段の決め方があまりに雑だから、著作権者を無視しているのかと思った。