#1459 官僚作文の重要キーワード
タウンミーティング八戸で、質問者に内容を指示したことが明らかになったが、その内容がひどい。
【文書1 抜粋】
タウンミーティング八戸質問項目案
- 教育基本法は見直すべき.. / 腰を据えて教育改革に取り組むべき..
- もう一度教育のあり方を見直し / 思いやりのある社会の実現を目指し..
- 「家庭教育は大事です」という内容(官僚臭さはないが、青臭い空論)
見事な官僚作文である。一般の人が考えたのならばここまで空疎な内容にはならないだろう。誰も反対しないようなきれい事を並べて、何かを言ったつもりになっている。質問案と言っておきながら、何一つ質問になっていない羊頭狗肉もお役人らしい。
「見直す」「取り組む」「目指す」という言葉を使うときは具体的に言わなければ何の意味もない。例えば、
- 高等教育の必修科目を廃止する。
- 高等教育の必修科目を徹底する。
どちらも教育のあり方を見直し、教育改革に取り組み、教育基本法を見直し たことになる。
政治というのは基本的に、賛否両論相半ばする内容について、綱引きの議論をするものである。「思いやりのある社会の実現」なんて意見には誰も反対しないのだから、タウンミーティングなんかやってないで 今すぐ実行しろ! (それができないからみんな苦労している、ということを官僚は分かっていない)
【文書2 抜粋】
- できるだけ趣旨を踏まえて、自分の言葉で。(せりふの棒読みは避けてください)
- (発言していただく内容は別紙のとおりで、(2) についてです)
- 「お願いされて・・・」とか「依頼されて・・・」というのは言わないで下さい。(あくまで自分の意見を言っている、という感じで)
せりふの棒読みは避けてください
- 笑。政治家は質疑応答のスペシャリストであるはずだけど、ほとんど原稿を棒読みしている。小泉前首相が自分の言葉で語ったときに注目されたのは、小泉さん以外の政治家が全員棒読みしていたからだ。
白々しい質問項目の趣旨を踏まえるなら「棒読み」こそ最も正しい態度である。
質問者を事前に決めておかなければ体裁を保てないようなタウンミーティングは一度やめて、議題から練り直すべきである。ただし、冒頭に挙げたような作文しか書けない官僚にそれを求めても無駄だから、
たかじんのそこまで言って委員会
太田光の私が総理大臣になったら
など、テレビ番組を参考にしたらどうだろうか。
#以前「太田総理」の番組でやっていた「小中学生の携帯電話を禁止します法案」などは、タウンミーティングのお題として面白いと思う。
>cite=4344404122爆笑問題の日本史原論