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hidew 2006.10.15

#1433 映画『交渉人 真下正義』

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さっきテレビでやっていたのを見た。

なんなんだ、この終わり方は。

犯行の動機も、手がかりとして提示された声紋の一致も、解明されないまま犯人が自爆死(?)して終わる。

真下正義が駆使した交渉術は「とりあえず受容して話を聞く」「挑発して本音を引き出す」というだけのシンプルなもの。普通の警察官でもこれぐらいの交渉はするはずで、交渉人という専門職の見せ場は何もなかった。視聴者は安っぽいクイズと心理ゲームを見せられただけではないか。

これだけ意味不明な終わり方をすると、自分だけが重要な情報を見落としたかと思って不安になるが、犯人の正体についてはみな同じような反応のようだ。

http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id321008/p0/s2/
http://www.eigaseikatu.com/imp/11963/

脚本家は一体どのような犯人を思い描いていたのだろうか。「鉄道オタク」「映画好き」「自己顕示欲が強い」というだけのプロファイリングだったら甘すぎてお話にならない。

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