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hidew 2006.09.22

#1414 第30回・鳥人間コンテスト 2006

鳥人間コンテストはなんと今年で 30回目だそうだ。私が見るようになってから、既に十数年が経っている。最初は模型飛行機のようにすぐ落ちていたのだけど、7, 8年くらい前から急に人力プロペラ機の記録が伸び出して、琵琶湖対岸に到達するという信じられない記録が出るようになった。20km 越えフライトは、1時間以上、人力だけで空中に浮いていることになる。

今年の長距離対決は東京工業大学Meisterが事故で失格 になってしまい、事実上 日本大学理工学部航空研究会 と 東北大学Windnauts の一騎打ちだった。

東北大 は、スタート直後に高度を落として、応援団をやきもきさせたが、持ち直して 28km という大記録を達成した。一方の 王者日大は完璧なスタートに見えたが、急に失速して 5km という平凡な記録に終わった。

東北大学Windnauts のフライト(記録 28628.43m)
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仙台駅起点の 28km

png 23655 byte 松島まで行ってしまう。

東京駅駅起点の 28km

png 31715 byte 横浜まで行ってしまう。

鳥人間コンテストは元々「飛行機の設計を競う」という要素が強い競技だったのだが、日大、東北大両チームとも機体の設計は完璧で、いつのまにかパイロットの体力と精神力を競うような競技に変わってしまったような感がある。今後は運と体力と精神力に優るパイロットを確保したチームが勝つのではなかろうか。

参考

人力プロペラ機歴代記録

  1. 34654m 日本大学理工学部航空研究会 (2003) 余力を残して強制着水。折り返しルールを作ることになった伝説のフライト。
  2. 32177m 東京工業大学Meister (2003)
  3. 28628m 東北大学Windnauts (2006)
  4. 24823m 東北大学Windnauts (2003)
  5. 23688m チームエアロセプシー(1998) 初の琵琶湖対岸

機体DATA

チーム 翼幅 重量 備考
東北大学 32m 32kg 今大会最軽量
日本大学 32.2m 34.2kg 可変ピッチ機構

Windnauts : 風の船乗り

関連

So-net blog:ヒロログ:『第30回鳥人間コンテスト選手権大会』

優勝した東北大学の宮内くんのお母さんの友達です。空野という名前は、聖書の言葉から名づけられたようです。子供の頃、発泡スチロールを削っては飛行機を作っていたという彼は、とうとう夢がかなって航空工学科へ行って、しかも鳥人間のパイロットになったとは!!長く飛んだのでずっとテレビに映っていて、見ながら感動していました。坂道の多い大学で自転車通学したり、仙台から兵庫県まで自転車で帰ってきたりとまあすごい脚力と根性の持ち主です。
by kurashiki (2006-09-24 23:59)

仙台から兵庫県まで自転車で!png 1080 byte

東北大学 StudentActivity 東北大学Windnauts鳥人間コンテスト

3大会連続で優れた記録が出ないと、機体審査が厳しくなり、次回大会出場が危ぶまれる。 そのためWindnautsは風対策に精力を傾けた。具体的には3点ある。

  1. 機体の形状。根元からなめらかに上にむかってそっているWindnauts独特の形状。 これが船底のV字型のような効果、波の振動をおさえる効果のように、風であおられたときに水平にもどす役割がある。
  2. 水平尾翼と垂直尾翼の工夫。尾翼は飛行機の舵にあたる部分で、ここで飛行進路を操舵する。 一般的に尾翼は大きければ大きいほど安定性が増すとされている。
  3. 最後は操縦。.. 風状況にあわせてパイロット適切な操縦で元にもどさなければいけない。

今回Windnautsはこの3点を徹底的に練習した。 エルゴメーター(体力をつけるためのマシン)で練習を積み重ねた結果、操縦者は体脂肪率が5パーセントに達するほど鍛えられた。

体脂肪率5パーセント!png 1080 byte

Links

よみうりテレビ (要Flash)
よみうりテレビ 第30回公式記録
東北大学Windnauts
日本大学理工学部航空研究会
東京工業大学Meister
Meister HPA Pilot 2006 - 東工大事故機のパイロット
鳥人間コンテスト選手権大会

B000GJ0MR6 鳥人間コンテスト 30th ANNIVERSARY DVD-BOX

  • ¥ 6,720
  • 2006/10/06
  • 時間: 270 分

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hidew 2008.09.05 [1]

覚え書き@kazuhi.to: 第30回鳥人間コンテスト 1日目

覚え書き@kazuhi.to: 第30回鳥人間コンテスト 1日目

東京工業大学Meister号の湖岸激突現場にてTVを回しておりました、1番機として素晴らしい離陸だった、残念なことに一瞬の横風に右に折れ高度が高かった為に機体を湖面に落とせず私の頭10センチ上を羽が通過ブロック壁・フエンスに激突、操縦席は岸壁に機体と外れ激突テトラに投げ出された、左足を骨折していた様子(軽傷とは思えない?)止める事のできない機体で操縦者はどんな思いだったろう、機体制作時の今後の課題ですね。この大会に一言もの申すとすれば、飛び出すまでにかなり時間がかかりTV局の都合での始動なので学生だから出場するも社会人だったらふざけんな…収録に時間かけすぎ炎天下うんざり、年々出場者が減っているのでは。

関連: 鳥人間コンテスト 東工大Meisterの事故