#1407 例の方法 - 出題者の心理を読む
島谷的舞録゛: ゆうこりん流択一問題の極意 を読んで、「例の方法」を思い出した。
「例の方法」とは出題者心理を逆手にとって、国語の選択問題などを簡単に解いてしまう方法である。一種のチーティング(インチキ)でもあるのだけど、筆者は「受験のお勉強 など要領よく片付けてしまって、自分の興味のある本当の勉強に時間をかけなさい」と説く。
以前、詰碁のところでも書いたとおり「何を問うか」が問題の本質の8割である。国語の入試問題においては選択肢まで示されているのだから、問題の9割以上が最初から解けているのだ。「設問に答えが書いてある」という「例の方法」は、実は非常に合理的な考え方である。
ちなみのこの本を amazon で調べると、マーケットプレースで 5000円に値上がりしている(定価780円) ネタとして最高に面白い受験参考書なので、今でも読んでみたいと思う人が多いのだろう。
そういえば、以前、野村監督が新庄選手にピッチャーの練習をやらせたことがあるが、あれは敵方の心理になってみると意外なことが見えてくるという好例だった。国語の授業でも「この文章を読んで、問題を作りなさい」ということをやればいいのに。
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『例の方法』が受験参考書としても役立つのに対して、『国語入試問題必勝法』は、純粋にネタ(面白話)の要素が強い。
hexagoban さんのご紹介。
テキストを読んで問題を作ってみていい問題だなぁと感じた問題は出題率が高いですね。
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なんでだろ♪なんでだろ♪