#1333 新幹線で街は栄えない
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060703p202.htm
滋賀県知事選で初当選した京都精華大教授の嘉田由紀子氏(56)が一夜明けた3日午前、大津市内で記者会見し、同県栗東市の東海道新幹線新駅「南びわ湖駅」(仮称)建設問題について「不要だという県民の意思が(選挙で)示された。今年度予算の執行を停止する」と述べ、建設凍結の公約を実行する考えを改めて強調した。
公共工事、雇用創出ということの必要性は分かるが、それをよりによって新幹線新駅建設でやる必要はない。今回の選挙で嘉田由紀子氏(新駅反対派)を選んだ滋賀県民は賢明な判断を示したと思う。
新幹線新駅は「税金の無駄遣い」だけでなく、様々な弊害がある。
都市の人口の増減率は、その都市圏に新幹線駅があるかどうかと何の関係もない。むしろ、新幹線の終着駅である青森県の八戸市は、全国の人口30万人以上の都市で最も人口流出率が激しい。これを踏まえて藻谷氏は「新幹線は人口を流出させる効果が非常に大きい」と発言。「終着駅効果があるとか、新幹線で街が栄えるという主張には何の根拠もない」と市民の新幹線に対する幻想を打ち砕いた。
「新幹線新駅は街を活性化する」というのは欺瞞であって「新幹線新駅建設に伴う公共工事が街を一時的に活性化する」というのが正しい。駅が完成した後はサンデープロジェクトや上の藻谷氏の検証にもあるとおり、人口流出→過疎化という道を辿ることになる。すでにいくつかの実例もあって、政治家や県知事が知らないはずはないのだが…
純粋に利用者の立場で見ても、田舎の新幹線駅は魅力がないし、使う必要がない。停車駅が増えることで新幹線最大のメリットであるスピードが大きく損なわれる。
私が以前住んでいた富士市にも『新富士駅』という駅があるけど「静岡」か「三島」まで在来線で行けばいいだけの話だった。『新富士駅』の場合、あまりにも不便な場所にあったために「人口流出」さえ無かったのではなかろうか。まさに工事をするためだけの新駅だった。
新幹線の中で一番ムダだと思う駅
ムダ!ムダ!ムダァ!
快速電車を止めるようなお気楽さで新幹線を止めてもらっては困る。利用状況によっては「名古屋さえ通過」という運行が望ましい。