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hidew 2006.06.18

#1312 相互確証破壊と北朝鮮の「間接的自殺」

相互確証破壊(そうごかくしょうはかい, Mutual Assured Destruction, MAD)とは、核戦略の概念。
相互確証破壊

物事全てバランスが重要で、その究極がお互いに核兵器を持ち合うという「相互確証破壊」である。理想は「非武装による均衡」だけど、そんなことは現実にありえない。なんといってもジャイアン・アメリカが絶対に武装解除をしない。アメリカに対抗しなければならない中国も同じ。

東西冷戦終了後も日本の近隣には中国、北朝鮮という「日本を敵国と見る」国家があり、その脅威が年々増しているという状況なので、MAD は依然としてひとつの選択であるのだが、日本と北朝鮮の間には MAD さえ成り立たない。両国は「失うモノの大きさが違いすぎる」からである。

犯罪心理学で「間接的な自殺」と言われる現象がある。自暴自棄になった人間が自殺できず、何か凶悪な事件を起こして、死刑になることで間接的に自殺を遂げるという心理である。

金正日にそういう心理が働いた時、日本に核弾頭を積んだテポドンが飛んでくるかもしれない。

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http://qin.seesaa.net/article/19390762.html

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