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みんみん 2006.05.31

#1284 社会保険庁の「不正」

これは、自分のブログに書くべき問題か、とは思いつつ書かせていただきます。
囲碁と電脳に関係ないんでね。しかし模倣の話と似た部分があります。どこまで
が許されるかどうか、が今まで曖昧にされてきた事が今になって表面化し、騒ぎになっている点です。
社会保険庁の話は、一般的な会社員として厚生年金・企業年金等に加入している
方にはピンとこない問題であると思います。

問題点1 滞納したい理由

社会保険庁では、国民年金を滞納している人が本来払うべき人のうち約40%に
達している事、がまず問題なのです。その背景には、巨額の国家債務、でたらめな運用の事実から鑑みて、私(43才)が65才か70才になった時に還付され
るとは思えない。つまり日本国政府の財政運営に対する国民の不信がまず、根本的な問題なのです。

問題点2 納付義務の拡大と納税者意識のずれ

国民年金は平成10年3月までは、納付は義務ではなかったのです。国会議員で
未納の方が大勢おられて(当時、原職の官房長官や民主党の代表とか経済産業大臣とか・・)問題になりましたが、義務でなかった頃の話を今の基準で批判して
いた訳で、刑事罰・民事罰の対象には、ならない問題だったのです。

問題点3 納付義務のある人とその減免申請の手続きについて

上記2の国民年金の加入が任意から強制に切り替わった理由は明白です。退職して受給する人が増えたため、カネが足らなくなってきたので、現役世代に払わせようという話です。しかし私が70才頃には、インフレによる減価か制度の改変で、「取られ放し」になってしまう事は覚悟しています。
20才以上は全員、納付義務があるんです。しかし「学業」に励んでいるとか
きちんと確定申告した上で、減免申請をするという人には、払わない事を例外的に認めようという話だった。
ところが、この国のサラリーマンは、ほとんど自分で確定申告せず、企業の源泉徴収と年末調整ですましてしまっています。その事が、自分で減免手続き申請できない人だらけになってしまった、最大の理由でしょう。
長い話になってすみません。また補足します。

  • 2006-06-01 00:27 'hidew' 社保庁解体も議員年金廃止も結局うやむやになってしまった感じがしますが、今なお半分以上の人が国民年金を納めています。年金制度の唯一の希望はこの民度の高さ(お人好しの国民性)ですね。社保庁に期待できることなど何もありません。